2017 Fiscal Year Annual Research Report
Remote monitoring of island volcanic activities using an autonomous vehicle
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15H01794
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
杉岡 裕子 神戸大学, 理学研究科, 准教授 (00359184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市原 美恵 東京大学, 地震研究所, 准教授 (00376625)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 離島火山活動 / リモートモニタリング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究計画の最終年度としてのまとめを行なった。本研究課題は、2013年11月20日に40年振りに突如として始まった東京都の離島、西之島での火山噴火活動を契機として立案され、離島火山活動のリモートモニタリングが可能な観測システムの開発・製作と実海域での観測を実施するものである。システム開発には自律観測を目指し、Wave Glider(Liquid Robotics Inc., 米国)と呼ばれる動力燃料不要の自律航走可能な海上プラットフォームを利用した。装置開発と製作については初年度(2015年度)にほぼ完了したが、その後しばらくの間、西之島の活発かつ継続的な活動に伴い、気象庁による入山規制があったため実海域観測は実現することができなかったが、2015年12月から始まった火山活動の沈静時期の2016年10月に西之島上陸調査チームと共に海洋研究開発機構「新青丸」航海を計画し、西之島近海での初観測を実施した。この観測では、観測システムに搭載した火山噴火検知のためのマイクロフォン、火山性地震検出のためのハイドロフォン、火山性津波検知のためのGPS波浪計および望遠観測のためのタイムラプスカメラが想定通りの実力を示すことが立証された。その後、再び噴火活動が始まったため、実観測計画は一旦延期されたが、2017年12月に2週間ほどの自律観測を実施した。この観測では、西之島から130 km離れた父島の近海の海上で観測システムを設置し、自律航走で西之島にアクセスし、その後5日間の監視を行なった。観測期間中の殆どの期間でリアルタイムのデータ伝送に成功した。監視中にマイクロフォンとカメラ映像から顕著な噴気活動が検出されたが、この噴気活動は定期的観測を続けている海上保安庁からは報告されておらず、本観測システムによる連続観測の必要性を強く支持するものであった。これらの観測研究成果を論文にまとめた。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Giant rhyolite lava dome formation after 7.3 ka supereruption at Kikai caldera, SW Japan2018
Author(s)
Tatusmi, Y., K. Suzuki-Kamata, T. Matsuno, H. Ichihara, N. Seama, K. Kiyosugi, R. Nakaoka, K. Nakahigashi, H. Takizawa, K. Hayashi, T. Chiba, S. Shimizu, M. Sano, H. Iwamaru, H. Morozumi, H. Sugioka, Y. Yamamoto
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Journal Title
Scientific Reports
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Open Access / Int'l Joint Research
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