2017 Fiscal Year Annual Research Report
Research on work-life balance and health support program for dual-earner couples with small children
Project/Area Number |
15H01832
|
Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
島津 明人 北里大学, 一般教育部, 教授 (80318724)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中尾 睦宏 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80282614)
高橋 美保 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (10549281)
渡井 いずみ 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (20509830)
藤原 武男 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80510213)
岩田 昇 広島国際大学, 心理学部, 教授 (80203389)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
|
Keywords | ワーク・ライフ・バランス / 健康 / 無作為化比較試験 / 夫婦 / 親子 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,乳幼児期の子ども(0~6歳児)を持つ共働き夫婦を対象として,ワーク・ライフ・バランスに注目した健康支援プログラムを新たに開発し,その有効性を大規模な無作為化比較試験によって評価することである。3年目にあたる平成29年度(一部内容を平成30年度に繰越)では,以下の成果を得ることができた。 1. パイロット研究で作成した集合研修とその内容を補足するeラーニングを実施するための地域として,長崎,広島,名古屋,静岡,長野,福井,神奈川の7地域を確定し,各地域の代表者(分担研究者ないし研究協力者)が地域の自治体や職域と研修の進め方について協議した。 2.全国7地域でプログラムを実施するファシリテーターを養成するためのトレーニングを平成30年6月と9月の2回実施した。研修では,TWIN studyの概要,WLBプログラムの内容,研修の進め方などについて情報提供したうえで,研修内容や進め方に関するブラッシュアップに向けて意見交換を行った。 3. プログラム内容を確定した。1回あたり3時間の参加型研修とし,講義,個人ワーク,グループワークから構成した。研修ではパワーポイントとそのハンドアウト,新たに作成したテキストのほか,復習用にパイロット研究で作成したeラーニングを行うことにした。これらの情報を集約したWEBサイトも新規に作成した。 4. 研究プロトコルを確定して臨床試験登録(UMIN000034201)を行うとともに,倫理審査の申請を行い承認を得た。 5. 全国7地域ごとに研究参加者のリクルートを行った。具体的には,地域ごとに説明会を実施し,参加への同意が得られた対象者を地域ごとに性別を層別化し無作為に介入群/待機群に割り付けた。広島地区については,平成30年夏の豪雨災害のためリクルートを行えなかった。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の計画では,平成29年度に職域で参加者をリクルートし,平成30年4月より集合形式の研修を開始する予定であった。 しかし,平成28年度に行ったパイロット研究において,職域で十分な数の参加者を確保することが困難なことが判明したことから,研究費の一部を平成29年度に繰越し,時間的制約の少ない個別研修(映像とeラーニングの組合せによる7種類の教材)プログラムを追加開発したことから,リクルート開始時期が遅延した。 また,十分な数の参加者を確保するために,リクルートの拠点を職域から地域に変更し,各地域のコーディネーター(分担研究者,研究協力者)を育成したうえで,行政と協力しながら,参加者を確保することにした。 このように,研修方法とリクルート方法の見直しにより,当初の研究計画がやや遅れることになった。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成31(令和元)年度では,以下の3点を行う。 1. 各地区における後発群の集合研修を継続する。 2. 追加実施が決まった長野地区での本介入を行う。具体的には,対象者のリクルート,対象者の割付,研修の実施(介入群,待機群),効果評価調査の実施を行う。 3. 長野地区の追加研修終了後,全国6拠点のデータを統合したうえで効果評価の解析を行う。
|
Research Products
(47 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Journal Article] Development of the Japanese Core Outcome Measures Index (COMI): cross-cultural adaptation and psychometric validation.2018
Author(s)
Matsudaira K, Oka H, Oshima Y, Chikuda H, Taniguchi Y, Matsubayashi Y, Kawaguchi M, Sato E, Murano H, Laurent T, Tanaka S, Mannion AF
-
Journal Title
BMC Musculoskelet Disord
Volume: 19(1)
Pages: 71
Peer Reviewed / Open Access
-
[Journal Article] Association between objectively measured physical activity and body mass index with low back pain: a large-scale cross-sectional study of Japanese men.2018
Author(s)
Hashimoto Y, Matsudaira K, Sawada SS, Gando Y, Kawakami R, Sloan RA, Kinugawa C, Okamoto T, Tsukamoto K, Miyachi M, Naito H
-
Journal Title
BMC Public Health
Volume: 18(1)
Pages: 341
Peer Reviewed / Open Access
-
[Journal Article] Objectively Measured Physical Activity and Low Back Pain in Japanese Men.2018
Author(s)
Hashimoto Y, Matsudaira K, Sawada SS, Gando Y, Kawakami R, Kinugawa C, Okamoto T, Tsukamoto K, Miyachi M, Naito H, Blair SN
-
Journal Title
J Phys Act Health
Volume: 15(6)
Pages: 417~422
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-