2017 Fiscal Year Annual Research Report
Understanding, measuring, and promoting crucial 21st century skills: Global communication, deep learning, and critical thinking competencies
Project/Area Number |
15H01976
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 雅之 横浜国立大学, 教育学部, 講師 (00708703)
田中 瑛津子 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 特任助教 (10754947)
横山 悟 千葉科学大学, 薬学部, 准教授 (20451627)
篠ヶ谷 圭太 日本大学, 経済学部, 准教授 (30645289)
Sheppard Chris 早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (60350386)
植阪 友理 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 助教 (60610219)
子安 増生 甲南大学, 文学部, 教授 (70115658)
市川 伸一 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (70134335)
楠見 孝 京都大学, 教育学研究科, 教授 (70195444)
深谷 達史 群馬大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (70724227)
瀬尾 美紀子 日本女子大学, 人間社会学部, 准教授 (90431775)
小山 義徳 千葉大学, 教育学部, 准教授 (90546988)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 21世紀型スキル / 教育実践 / 深い学び / 批判的思考 / グローバルコミュニケーション |
Outline of Annual Research Achievements |
3年目である本年は、21世紀型スキルの促進ということに焦点を当てて研究を行った。この結果、様々なワークショップや授業を開発した。具体的には、大学教員の質問スキルの向上を目指すワークショップの開発、小学校教員による効果的な学習法指導の開発、高校生の批判的思考と探究学習を促進する実践の提案などを含む。さらに、教育委員会と連携した実践なども行った。 こうした研究の結果、研究代表者であるEmmanuel Manaloと分担研究者である植阪友理を編者に含む、英語の書籍を刊行した。この書籍は、自発的な方略を促進するためのあり方を具体的に提案するものであった。この本の論文はいずれも、査読付きであり、このうち9本は本プロジェクトに関わるメンバーが執筆している。のこり10本は海外の研究者が執筆している。海外の著者にはアメリカのUCLA (University of California Los Angeles) やPurdue University、スイスの ETH Zurich、ドイツの University of Munster (Germany) 、University of Hong Kongなどといった一流大学の研究者が含まれており、国際的な影響力も大きなものとなったと考えられる。 さらに、日本心理学会、教育工学会などといった国内学会において発表を行った。さらに、EARLI (European Association for Research in Learning and Instruction) やSARMAC (Society for Applied Research in Memory and Cognition) といった国際学会においても発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通りに、21世紀型スキルの促進ということをテーマに多くの成果を上げた。このため、おおむね順調に進展していると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り、3年目の実践をふまえて、教育実践への適用(application)に焦点をあてる。実践現場の教師や学習者に開発した指導法を広めるということである。また、今年度に行う予定のことの一つは、Routledgeから出版される予定の書籍を作ることである。この科研のメンバーも多く参加し、深い理解、批判的思考、グローバルコミュニケーションといったことを育てる具体的で新たな教育方法を提案する予定である。科研メンバー以外にも、University of Cambridge, Harvard University, UCLA, UC Berkeleyといった大学の研究者も執筆する予定である。 この他に本年度、3つのユニット(深い学びユニット、グローバルコミュニケーションユニット、批判的思考ユニット)では以下のような研究を行う。まず、深い学びユニットとして、認知カウンセリングの実践に教職志望学生がかかわることが効果的な学習法指導に及ぼす影響の検討、大学生が授業内外で効果的に学ぶための指導法の開発、小学校中学校が効果的な学習法を利用できるようになるための指導法の開発などを行う。さらに、グローバルコミュニケーションユニットとして、課題に即して言語学習する際の効果的なフィードバックのあり方や、学校における英語の語彙学習における効果的なフィードバックのあり方について検討する。最後に、批判的思考ユニットとして、グローバル社会における批判的思考の役割やそれが道徳的判断に及ぼす影響を検討する。また、大学生のグループディスカッションにおける質問スキルや高校性における情報の批判的な検討や探究学習のスキルの向上などについて検討する。
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Research Products
(79 results)
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[Book] Development and improvement of a learning strategy use enhancement program: Use of lesson induction and elaboration strategies. In E. Manalo, Y. Uesaka, & C. A. Chinn (Eds.), Promoting spontaneous use of learning and reasoning strategies: Theory, research, and practice for effective transfer2017
Author(s)
Seo, M., Wang, M., Ishizaki, T., Uesaka, Y., & Ichikawa, S.
Total Pages
16
Publisher
Routledge
ISBN
978-1138680647
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[Book] Introduction: Addressing the problem of inadequate spontaneity in students' use of learning and reasoning strategies. In E. Manalo, Y. Uesaka, & C. A. Chinn (Eds.), Promoting spontaneous use of learning and reasoning strategies: Theory, research, and practice for effective transfer2017
Author(s)
Manalo, E., Uesaka, Y., & Chinn, C. A.
Total Pages
9
Publisher
Routledge
ISBN
978-1138680647
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[Book] Three approaches to promoting spontaneous use of learning strategies: Bridging the gap between research and school practices. In E. Manalo, Y. Uesaka, & C. A. Chinn (Eds.), Promoting spontaneous use of learning and reasoning strategies: Theory, research, and practice for effective transfer2017
Author(s)
Ichikawa, S., Uesaka, Y., & Manalo, E.
Total Pages
16
Publisher
Routledge
ISBN
978-1138680647
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[Book] Conclusion: Some take home messages on how it may be possible to promote greater spontaneity in students' use of learning and reasoning strategies. In E. Manalo, Y. Uesaka, & C. A. Chinn (Eds.), Promoting spontaneous use of learning and reasoning strategies: Theory, research, and practice for effective transfer2017
Author(s)
Manalo, E., Uesaka, Y., & Chinn, C. A.
Total Pages
11
Publisher
Routledge
ISBN
978-1138680647
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