2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15H02761
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
太田 順 東京大学, 人工物工学研究センター, 教授 (50233127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金井パック 雅子 関東学院大学, 看護学部, 教授 (50204532)
前田 樹海 東京有明医療大学, 看護学部, 教授 (80291574)
桑原 教彰 京都工芸繊維大学, 総合教育センター, 教授 (60395168)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 知能ロボティクス / エージェント / 看護学 / 情報工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.看護ケアと患者状態解析の遂行:看護学生への身体負荷,患者の多様性の考慮の必要性の大きさ,の観点から,学習対象として,車椅子以上看護ケアを取り上げる.このケアに対する,適切な動作,姿勢等のチェック項目について考察した. 2.看護ケア行為解析のための基礎実験遂行:1で考察したチェック項目の妥当性に関する基礎実験を行った.学習者である看護学生が,模擬病棟におけるベッドや車椅子等を用いて,当該ケア行為を遂行した.患者役は第三者が担当した.環境内に複数のカメラセンサを配置し,学生,模擬患者の身体の三次元的位置情報を取得し,実験系の評価を行った. 3.患者ロボットの概念設計:患者の身体状態を再現する患者ロボットの開発に際して,以下の事柄を遂行した.(a)ロボットにアクチュエータやセンサを付加することで,運動制御を行う.(b)患者の挙動を再現できる最小限の動作を,能動/受動関節から構成されるシステムで実現した.腰部の運動自由度の在り方について詳細に検討した.具体的には,腰を左右に倒す方向の自由度にさらに1自由度を加えて2自由度とした患者ロボット概念設計を遂行した. 4.学習器の概念設計:3で概念設計した患者ロボットと,2の基礎実験系を統合して,患者ロボットを用いた学習システムの概念設計を行った.学習者へのフィードバックの仕方,比較対照実験(マニュアルを読むことによる練習または人を対象とした練習)のあり方について検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通りの成果が得られており,順調に進展していると言える.
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Strategy for Future Research Activity |
患者身体状態の解析,患者ロボットの実現,患者ロボットを用いた学習,という3つのステップをバランスよく行うことを目指す.
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Design and evaluation of robot patient for nursing skill training in patient transfer2015
Author(s)
Huang,Zhifeng, Katayama,Takahiro, Kanai-Pak,Masako, Maeda,Jukai, Kitajima,Yasuko, Nakamura,Mitsuhiro, Aida,Kyoko Kuwahara,Noriaki, Ogata,Taiki & Ota,Jun.
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Journal Title
Advanced Robotics
Volume: 29
Pages: 1269-1285
DOI
Peer Reviewed / Acknowledgement Compliant
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