2015 Fiscal Year Annual Research Report
Research on sound design based on degree of arousal and pleasure
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15H02771
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Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
Principal Investigator |
添田 喜治 国立研究開発法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 主任研究員 (10415698)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中川 誠司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 上級主任研究員 (70357614)
下倉 良太 島根大学, 総合理工学研究科, 助教 (90455428)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | サウンドデザイン / 音質評価 / 好ましさ / 覚醒度 |
Outline of Annual Research Achievements |
覚醒度・好ましさに影響を及ぼす音響物理指標を明らかにすることを目的として,音の定量化と音に対する心理反応の定量化を行った.
音の定量化に関しては,空調音50種類,鳥・虫の鳴き声100種類を,相関指標,音質評価指標を用いて解析した.相関指標では,自己相関関数パワー,最大振幅と最大振幅時の遅れ時間,初期減衰幅,音質評価指標では,ラウドネス,シャープネス,ラフネス,変動強度を用いて,各音源の物理的特徴を調べた.ニューラルネットを用いて,相関指標と音質評価指標のどちらが正確に空調音を分類できるか調べた結果,相関指標は97パーセント,音質評価指標は82パーセントの正解率で,空調音を分類できることを明らかにした.空調音,鳥・虫の鳴き声に関して,相関指標,音質評価指標の分布・ばらつきから,心理実験に用いる刺激を決定した.
9種類の建物内の空調音,15種類の自動車内空調音に対する,心理的好ましさ・不快度をシェッフェの一対比較法を用いて調べた.また,18種類の鳥の鳴き声,16種類の虫の鳴き声に対する心理的好ましさ,顕著性をシェッフェの一対比較法を用いて調べた.実験から求めた空調音に対する好ましさ・不快度尺度値に関して,相関指標,音質評価指標を用いて重回帰分析を行った.その結果,相関指標,または,音質評価指標を用いることで,高精度で各被験者の心理的好ましさ・不快度を予測できること,個人差は,各指標の標準回帰係数により表すことができることを明らかにした.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
音の定量化,定量化指標と心理反応との関係解析など,計画通りに進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
好ましさ,覚醒度に影響を及ぼす物理指標の違い,複数の音が存在するときの,物理指標,心理反応,生理反応の解析を進める.
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Research Products
(4 results)