2015 Fiscal Year Annual Research Report
動向情報エコシステム実現のための情報アクセス・活用支援
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15H02780
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
高間 康史 首都大学東京, システムデザイン研究科, 教授 (20313364)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松下 光範 関西大学, 総合情報学部, 教授 (50396123)
岡部 正幸 県立広島大学, 経営情報学部, 講師 (50362330)
石川 博 首都大学東京, システムデザイン学部, 教授 (60326014)
山田 誠二 国立情報学研究所, コンテンツ科学系, 教授 (50220380)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | ウェブインテリジェンス / 動向情報 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では流行や時系列データの時間的変動と言った,多種多様な動向情報へのアクセス・活用を支援する基盤技術について研究し,情報の活用が既存情報へ付加価値を与えると共に,新しい情報の創出につながる動向情報エコシステムの実現を目的とする.近年,社会に流通するデータは量だけでなく質も大きく変化しつつある.特に多様性の爆発,ストリーム性のあるデータの存在はこれまでにない性質であり,効率的なアクセス・活用を支援する新たな基盤技術の確立が求められている.本研究ではドメインによらず重要性の高い動向情報に着目し,挑戦的萌芽研究で開発した動向情報検索システム(コンテクスト検索エンジン)などを活用して,情報活用のベストプラクティスを共有可能な知識情報基盤を確立する.本年度は,コンテクスト検索エンジンのデータベース拡充を含めた改良に主に取り組んだ.特に,Wikipedia閲覧データが今後の実験に有益な内容を含むことを発見し,データ収集,前処理などを行いデータベースに追加を行った.これにより,多様なアイテムが検索結果に含まれるようになったため,ベストプラクティス共有機能の実現に向けたユーザ実験によるログデータ収集においても多様な検索が観測可能となるという利点があった. ベストプラクティス共有機能に関しては,コンテクスト検索エンジンにおけるベストプラクティスの定義,およびその候補抽出方法について検討した. モニタリング支援システムに関しては,主にストリームデータの確認タイミングの決定支援について検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初計画を変更し,繰り越しを行ったが,その後は計画通り進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画に従い進めていく予定だが,検証実験などにおいてどのようなタスクを想定するかは重要であり,かつそれは検索可能なデータにも影響を受けるため,今後も継続的にデータの収集を進めていく予定である.
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Research Products
(13 results)