2015 Fiscal Year Annual Research Report
三次元モーションデータを用いた振付創作システムの設計と応用
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15H02793
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
海野 敏 東洋大学, 社会学部, 教授 (80232891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
曽我 麻佐子 龍谷大学, 理工学部, 講師 (40388161)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 芸術諸学 / 舞踊学 / 自動振付 / モーションキャプチャ / データベース / 国際情報交換 / イギリス:アメリカ |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は、次年度以降の研究の展開を念頭におきつつ、コンテンポラリーダンスの身体動作を対象として以下(1)~(5)の作業を行った。 (1)モーションデータの加工・編集およびモーションデータベースの構築に関しては、プロフェッショナルなコンテンポラリーダンスのダンサーに協力を求め、新たな舞踊動作のリストを作成し、収録を行った。収録したたデータについて、振付シミュレーションシステムで活用する為の加工・編集を進めた。(2)振付創出アルゴリズムの考案に関しては、創作的振付に有用な自動振付アルゴリズムの設計を開始した。現行のアルゴリズムは、教育のための様式的振付の実用性は確認されているが、これを舞台上演のための創造的振付へ近づけるために、日本と英国で、プロフェッショナルなコンテンポラリーダンス振付家に研究への協力を求めた。(3)システムインタフェースの構築に関しては、“Body-part Motion Synthesis System”(以下BMSS)を改良したBMSS4を開発した。この改良によって、要素動作を多数連結させたダンスシークエンスの創作が可能になった。この作業は、龍谷大学において研究分担者の指導のもと、大学院生の協力で行った。(4)システムの評価実験に関しては、BMSS4について、作品創作のためのシステムとしての実用性の観点から、日本と英国で、プロフェッショナルなコンテンポラリーダンス振付家に評価実験を依頼し、実施した。(5)研究成果の発表に関しては、国内外の学会において研究成果の口頭発表と論文誌への投稿を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モーションデータの収録と加工、システムインタフェースの改良、システム評価実験の実施、および研究成果の発表を、おおむね計画通りに行ったから。
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Strategy for Future Research Activity |
研究の推進方策としては、当初はコンテンポラリーダンス以外のジャンルのダンスについても可能であれば研究対象とする予定であったが、効率的かつ効果的に研究を進めるため、次年度以降もコンテンポラリーダンスを優先させ、他ジャンルのダンスについては拙速に取り組まないように心がける。
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Research Products
(11 results)