2017 Fiscal Year Annual Research Report
Development of functional food based on the improvement of mitochondrial dysfunction to prevent lifestyle related diseases
Project/Area Number |
15H02902
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
永井 竜児 東海大学, 農学部, 教授 (20315295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松村 剛 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 准教授 (20398192)
小野 政輝 東海大学, 農学部, 教授 (60177269)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 翻訳語修飾 / 生活習慣病 / ミトコンドリア |
Outline of Annual Research Achievements |
○2SC生成阻害化合物の効果検証においては、天然物粗抽出物による阻害効果の検証を目的として、液体クロマトグラフィートリプル四重極質量分析装置(LC-MS/MS)を用いた脂肪細胞中2SCの測定を行った。定量分析には13C標識2SC及び13C標識リジンを内部標準物質として用いて定量し、2SC/Lysを算出した。具体的には3T3-L1より分化した脂肪細胞の培養メディウムに天然物の粗抽出物を加えて培養し、細胞内2SCをLC-MS/MSで定量した。その結果、リンゴ果皮、ヒュウガトウキ等の粗抽出物は細胞内2SCを抑制する効果を有することが示された。
〇生活習慣病と2SCの関連検証においては、1型及び2型糖尿病マウス、糖尿病患者における2SCの測定を、これまでに確立した質量分析装置を用いて行った。ヒトに比較して代謝が早く生体AGEs含量が低いマウスでは血清中2SCの測定は困難であったが、前処理法の改善により検出が可能となった。2SCはミトコンドリアのTCA回路の異常で過剰に産生されたフマル酸より生成する。現在ミトコンドリアの機能評価には、組織の破壊が必要であるが、血液中2SCを測定することでミトコンドリア機能評価ができる可能性が高い。糖尿病マウスにおける2SCの測定結果より、健常マウスに比較して、1型のみならず2型糖尿病マウスでも血清中2SCが高いことが確認された。また、倫理委員会の承認後に熊本大学より供与を受けたヒト血清を分析した結果、2型糖尿病で腎症を併発している患者においては血清中2SC量が顕著に高いことが明らかとなった。 このように病態においては糖尿病患者の血清中2SC測定を主に進めてきたが、ある種の合併症と2SCとの関連性が認められることが明らかとなった。今後、検体数をさらに増やすことによって、病態と2SCとの関連性がさらに明確になると考えられる。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)
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[Journal Article] Involvement of a gut?retina axis in protection against dietary glycemia-induced age-related macular degeneration2017
Author(s)
(10)Rowan S, Jiang S, Korem T, Szymanski J, Chang ML, Szelog J, Cassalman C, Dasuri K, McGuire C, Nagai R, Du XL, Brownlee M, Rabbani N, Thornalley PJ, Baleja JD, Deik AA, Pierce KA, Scott JM, Clish CB, Smith DE, Weinberger A, Avnit-Sagi T, Lotan-Pompan M, Segal E, Taylor A
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Journal Title
Proceedings of the National Academy of Sciences
Volume: 114
Pages: E4472~E4481
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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