2017 Fiscal Year Annual Research Report
プレゼンテーションを教材とするメタ学習フレームワークの開発
Project/Area Number |
15H02934
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
瀬田 和久 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 教授 (50304051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小尻 智子 関西大学, システム理工学部, 准教授 (40362298)
林 佑樹 大阪府立大学, 人間社会システム科学研究科, 助教 (40633524)
田中 孝治 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (60583672)
池田 満 北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (80212786)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | プレゼンテーション / メタ学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
プレゼンテーションを教材としたメタ学習の新しい学習支援アプローチの開発・実践を目的として以下に取り組んだ.
(1) 学びの振り返りツールの実装:プレゼン設計活動で学習者が行った/行わなかったメタ認知活動を部分的に捉えることができる学習者モデルを計算機上に実装した.ここでは,Knowledge Monitoring Assessment課題,プレゼンテーションスライドの選択によるプレゼン設計により,学習者が実施したメタ認知モニタリングとメタ認知コントロールの流れを把握できるようにした. (2) 行間読み取り姿勢を捉える診断機構の実装:教科書に陽に記載されない上述のような学習活動もプレゼン意図を表す活動概念としてオントロジー化し,学習者はそれを用いてプレゼン構造を表明できる環境を実運用した.そして,意味データとして付与したスライドを組み入れ,学習者がデザインしたプレゼンテーションから行間読み取り姿勢を診断するモデルを精緻化し,基本機能を洗練した. (3) 高等教育機関で簡便にカスタマイズして利用できるようユーザビリティを向上させ,実運用に耐えるクライアント・サーバ型のツールとして洗練した.そして, (4) 本研究で実現した教材データに計算機可読なセマンティクスを付与することでの知的支援の仕組みのさらなる展開として,歴史を題材とした風刺画にセマンティクス(風刺画セマンティクス)を与え,先行研究で開発した質問生成オントロジーと質問生成エンジンに基づいて学習者個々の興味に追従できるメタ学習支援の仕組みを開発した.これらの結果として,学習者の学習観や学習方略,学びへの情動的側面(エンゲージメント)に肯定的な影響を与えることを確認した.
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(17 results)