2015 Fiscal Year Annual Research Report
システミックリスクの下での金融リスク管理と公的資金配分に関する研究
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15H02965
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 輝好 北海道大学, 経済学研究科(研究院), 教授 (90360891)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 利昌 北海道大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (30324487)
西出 勝正 横浜国立大学, その他の研究科, 教授 (40410683)
施 建明 東京理科大学, 経営学部, 教授 (70287465)
八木 恭子 首都大学東京, 社会(科)学研究科, 准教授 (80451847)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ファイナンス / 金融リスク管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
A.1(基礎研究)西出・鈴木・八木は,基礎研究として,システミックリスクが顕在化した際の利得関数を導出する研究を進めた.鈴木が国内学会,国内招待講演,国際学会において発表した.石井は,この研究の基礎となるネットワークアルゴリズムの研究を進めた. A.2(金融ネットワークを考慮した利得モデルと信用リスクモデルの統合)八木・鈴木が,2企業間で証券を持ち合う場合の利得関数について研究を進めた.国内学会3件,国際学会5件の発表を行った. B.1(システミックリスクを考慮したポートフォリオ選択問題)A.2の研究で得られた計算方法に関する知見の応用を施,八木,鈴木で検討した. B.2(システミックリスクを考慮した金融リスク管理モデルの提案)A.1およびA.2で得られたモデルの拡張について,検討を進めた. C(システミックリスクの下での公的資金配分に関する研究)既存研究を連続時間あるいは離散時間モデルへと拡張するための準備を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
A.1(基礎研究)中心的なモデルを完成させて,学会発表を行っている.順調に進んでいる. A.2(金融ネットワークを考慮した利得モデルと信用リスクモデルの統合)予定通り,モデル化を行い,国内学会3件,国際学会5件の発表を行った.順調に進んでいる. B.1(システミックリスクを考慮したポートフォリオ選択問題)A.2の成果をポートフォリオ問題へと拡張する段階で,やや難しい問題に直面している.やや遅れていると言える. B.2(システミックリスクを考慮した金融リスク管理モデルの提案)A.1およびA.2で得られたモデルの拡張について,検討を進めた結果,見通しは良いものの,成果物に至っていない.やや遅れていると言える. C(システミックリスクの下での公的資金配分に関する研究)既存研究を連続時間あるいは離散時間モデルへと拡張するための準備を行った.作業はやや遅れているものの,計画の見通しは良い.
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Strategy for Future Research Activity |
A.1(基礎研究)平成27年度に学会発表した成果を学術雑誌へ投稿する.また,基礎研究を引き続き予定通り進める. A.2(金融ネットワークを考慮した利得モデルと信用リスクモデルの統合)平成27年度に学会発表した成果を学術雑誌へ投稿する.また,モデル化を引き続き予定通り進める. B.1(システミックリスクを考慮したポートフォリオ選択問題)ポートフォリオ選択問題への拡張について引き続き議論を続ける. B.2(システミックリスクを考慮した金融リスク管理モデルの提案)予定通り研究を進める. C(システミックリスクの下での公的資金配分に関する研究)確率制御問題となるため,別途,共同研究を進める相手として,国内研究者1人,海外研究者1人に研究協力を要請する.その上で,計画通りに研究を進める.
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Research Products
(26 results)