2018 Fiscal Year Annual Research Report
Full-scale avalanche experiments and development of hazard map with PCQ
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15H02992
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
西村 浩一 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (10180639)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前野 深 東京大学, 地震研究所, 准教授 (20444078)
河島 克久 新潟大学, 災害・復興科学研究所, 教授 (40377205)
西森 拓 広島大学, 理学研究科, 教授 (50237749)
山口 悟 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 雪氷防災研究部門, 主任研究員 (70425510)
小田 憲一 日本大学, 理工学部, 助教 (70632298)
藤田 耕史 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (80303593)
竹内 由香里 国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (90353755)
常松 佳恵 山形大学, 理学部, 准教授 (90722207)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 雪崩実験 / ハザードマップ / 多項式カオス求積法 |
Outline of Annual Research Achievements |
10月にオーストリアのインスブルックで開催されたISSW2018において、これまでの研究成果を報告するとともに、論文として公表した。また、初年度に続き第2回国際シンポジウムを12月7日から10日にかけてニセコ町の町民センターにおいて開催し、初日は「雪崩発生予測の現状」と題して、スキーヤー、スノーボーダー、スキー場管理者、行政管理者等、一般の方々を対象とした公開講演会を、また8日から10日にかけては、「積雪」、「吹雪」、「雪崩」をテーマに、フランス、スイス、カナダ、スペイン、オーストリアからの研究者7名に加えて、国内の雪氷、気象、土石流、火山、地震、数理科学の分野の研究者が集い、最先端の研究紹介と情報交換を行うワークショップを実施した。初日のシンポジウムは200人超、翌日からのワークショップも日々40人程度の参加者があった。 最終年度である2018年度も、スペイン、オーストリア、カナダからの研究者の参加のもと、組織的な観測体制が構築され、北海道のニセコ地域において雪崩実験が実施された。残念ながら、今冬は昨年と打って変わって、例年にない少雪となった一方で融雪も早く進行し、対象域での雪崩発生危険度が著しく増大した。このため人工爆破による雪崩実験が実施できない状況となり、急遽、3月26日に雪上車を用いた雪崩発生を試みた結果、ドップラーレーダによる速度構造、カメラとビデオ撮影による雪崩の動態、レーザープロファイラ搭載型のドローンを用いた雪崩発生前後の雪面形状の計測、地震計とインフラサウンドマイクロフォンによる雪崩発生のモニタリングや赤外放射温度計による雪崩温度の非接触測定に成功した。雪崩堆積物の詳細な観測結果も踏まえて、現在解析が鋭意進められている。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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