2016 Fiscal Year Annual Research Report
ヒトiPS細胞由来3次元臓器作出を可能とする臓器特異的3次元スキャホールド開発
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15H03001
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
菱川 慶一 東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (50255460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高戸 毅 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90171454)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 再生医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトiPS細胞・免疫不全ブタによる機能的3次元人工腎臓の作出 I. 免疫不全ブタ腎臓を用いた腎臓特異的スキャホールドの作成を試みた。概要:27年度のマウスの結果を基に、免疫不全ブタ腎臓を界面活性剤である1%SDSおよび1% tritonXで還流することにより、細胞成分を完全に除去し、スキャホールドのみを残した。1) 免疫不全ブタ腎臓をヘパリン加PBSを用い、30mmHgで30分還流し、十分脱血液した。2)1% SDSを用い、30mmHgで12時間還後、30分間1% triton Xで還流した 3)抗生剤入りのPBSを用い、96時間30mmHgで細胞成分を取り除いた腎臓を還流した。以上の処理により、スキャホールドとして有用な足場が得られた。今後はこのスキャホールドの特性を生かして、3次元臓器作出を試みる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
特に技術的に大きな問題もなく、順調と言える。
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Strategy for Future Research Activity |
分担研究者と緊密な連絡を取りながら、緻密に研究計画を実施していく。
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Research Products
(1 results)