2018 Fiscal Year Annual Research Report
An Investigation of the Changes of Contemporary India through the Rise of People in the Lower Strata and Local Leaders
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15H03142
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
舟橋 健太 龍谷大学, 社会学部, 講師 (90510488)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長崎 暢子 龍谷大学, 公私立大学の部局等, フェロー (70012979)
篠田 隆 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (20187371)
志賀 美和子 専修大学, 文学部, 教授 (80401157)
石坂 晋哉 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (20525068)
鈴木 真弥 東京外国語大学, その他部局等, 研究員 (30725180)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 文化人類学 / 思想史 / 社会学 / インド / ローカル・リーダー |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、「ローカル・リーダー」の登場と存在、活動に焦点を当てて、現代インド社会における「下層民の台頭」の様相を考察の対象とし、村落から県、さらには州レベルにおけるリーダーまでを視野に収め、リーダーの登場の背景から運動や活動の様相、フォロワーの人びとの生活状況に関して研究を行ってきた。 2018年度は、本科研プロジェクトの最終年度であることから、これまでの研究の総括を念頭に活動を行った。研究代表者、研究分担者それぞれが、各自の研究テーマの推進に努めるとともに、秋期には、龍谷大学南アジア研究センターとの共催のもと、国際シンポジウムを開催した。“South Asian Dilemmas: Hostage to Religio-Ethnic Conflicts and Challenged by Globalisation”とのテーマにて、インドのパンジャーブ州より、Pramod Kumar教授とRonki Ram教授を招聘して行った。変容するインド社会において、ダリトをはじめとするマイノリティの人びとが、いかに対応し、宗教・政治的活動を行っているか、両招聘研究者の研究報告を受けて、研究代表者がコメンテーターの一人を務め、活発な討議が行われた。 また冬期には、本科研プロジェクトのメンバーそれぞれによる総括的な研究報告のための研究会を行った。各自のテーマに基づいた研究の成果と今後の課題について、銘々、報告が行われ、濃密な議論と見解の交換がなされた。概して、社会の下層に位置付けられる人びとの社会内における存在感・重要性の増大と、そこにおける「ローカル・リーダー」の役割の枢要性にはやはり大きなものがあり、今後も引き続き着目して研究を行っていくべきことが確認された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(18 results)