2017 Fiscal Year Annual Research Report
Oeconomia as a Thought of Governance: Multi-faceted Investigation on social economic thoughts in the interwar period
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15H03163
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
中山 智香子 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10274680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
眞島 一郎 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10251563)
西谷 修 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 名誉教授 (20189286)
桑田 学 福山市立大学, 都市経営学部, 准教授 (20745707)
土佐 弘之 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (70180148)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 統治 / オイコノミア / 負債論 / カール・ポラニー / 生存(サブシステンス) |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である平成29年度は、前年度の研究会で重要なテーマとしてうかび上がった「負債」概念について立ち入って検討するために、これをテーマとしたフランスのドキュメンタリー映画に字幕を付してローラ・デルサル監督を招聘しての数回の上映会と討論会を行った。(東京ではカルチュラル・スタディーズ学会のセッションとして一回、日仏学院の企画として一回、つづき関西では岡山大学で一回と、計三回)。なお岡山大学では前年度の研究会でコメンテーターとして議論を行った松村圭一郎氏とのジョイントセミナーとした。研究代表者中山が全体を通じて企画を遂行したが、研究分担者の桑田、土佐は第一回上映会に参加し、西谷は第二回上映会のコメンテーターをつとめた。それぞれ多くの参加者を得て実り多い議論がなされた。 また10月中旬には、ソウルで開催された国際ポラニー会議において、中山がオイコノミアと統治に関する重要な研究を行ったイヴァン=イリイチ、玉野井芳郎に関するセッションを組み、中山が個人ペーパー、桑田と西谷が共著のペーパーを報告し、さまざまな理論家、実践家とテーマに関わる議論と研究交流を行った。 さらに平成30年1月下旬には、連携研究者として「市場と社会研究会」で共同研究を行ってきた桜井公人氏の主催する連続研究会との共催にて、国際金融と世界システムに関して、特にアフリカに照準して貨幣と負債、金融とオイコノミアの関連を考察する研究会を中山が企画し、報告者、コメンテーターや参加者とともに議論、研究交流を行った。これは初年度の平成27年度にセネガルから社会運動に携わる人々を招聘して行ったシンポジウムやセミナーの理論的な意味を考えるものであり、年度末でメンバーすべてが集まることはできなかったが、共同研究全体を位置づけることになった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)