2016 Fiscal Year Annual Research Report
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15H03175
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Research Institution | Tokyo National University of Fine Arts and Music |
Principal Investigator |
古川 聖 東京藝術大学, 美術学部, 教授 (40323761)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀 玄 亜細亜大学, 経営学部, 教授 (60322658)
中川 隆 名古屋市立大学, 大学院芸術工学研究科, 准教授 (60631124)
寺澤 洋子 筑波大学, 図書館情報メディア系, 助教 (70579094)
小林 祐貴 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (70756668)
星 玲子 (柴玲子) 東京電機大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90291921)
大村 英史 東京理科大学, 理工学部情報科学科, 助教 (90645277)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | BCI / 視覚化 / ソニフィケーション / 実験音楽 / 音楽認知 / コンピュータ音楽 / インスタレーション / マルチモーダル |
Outline of Annual Research Achievements |
新しい脳波計の設計に関する基本方針,仕様を定め,制作を行った。 帽子製作者と脳波計を載せるキャップのプロトタイプを完成した。 作品に関わるソフトウェア構成を決定した。- 解析ツールボックスを用いたソフトウェア開発を行い,脳波の分析が行えるようになった。慶応大学の三木研究室と共同で頭髪をかき分け、頭皮に正確にフィットする電極を載せる機構を開発した。 キャップに電極をのせ、基本的な動作を確認した。 年度末に予定されている、インスタレーション作品に用いる基本的なBCIパラダイムを検討し,脳波の分析結果の作品への反映の仕方を決定した。複数の脳波計からのデータの実時間解析の実験を公開データを使っておこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初、購入予定の脳波計の後継機種の性能、およびに耐久性に問題があったことに発する、 新しい脳波計の自作は計画していたほど順調には進展しなかった。本来ならば当年度中に、複数の人間の同時計測ための、プロトタイプの大量(10台程度)の複製を予定していたが、これは最終年度の前半へ持ち越された。また、それに関連した複数の人間の同時計測からのデータ解析のアルゴリズムの実験、選択は行われなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の作業工程としては,ここまでに準備してきた諸要素を完成させ,作品の形で統合させることである。 とりわけ複数の脳波の同時計測から得られた各個人のデータ間の相関の聴覚化、視覚化をもとにした芸術表現の部分には十分な時間をとってシステムの調整を行はなくてはならい。また、そのためには複数の人間の同時計測ための脳波計の完成が8月の終わりまでに必要になる。10月、12月に予定されているインスタレーション形式での作品展示のあとは、そこから得られた知見を論文として発表する。
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Research Products
(8 results)
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[Presentation] 定量的雰囲気の可能性2016
Author(s)
大村英史, 柴山拓郎, 片上大輔, 湯浅将英
Organizer
HCGシンポジウム2016
Place of Presentation
高知市
Year and Date
2016-12-08 – 2016-12-08
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