2017 Fiscal Year Annual Research Report
Cultural history study on ancient young child's educational text
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15H03185
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Research Institution | Bukkyo University |
Principal Investigator |
黒田 彰 佛教大学, 文学部, 教授 (80178136)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 孝子伝図 / 両孝子伝 / ソグド石刻 |
Outline of Annual Research Achievements |
中国社会科学院(5月26日、佛教大学との学術提携による)、北京大学漢学家研修基地(5月27日)における口頭発表及び講義では、テキ門生石床に関する最新の学説を述べた。テキ門生石床は、現存最古のソグド石刻である事が判明しており、平成30年11月に、シンセン市博物館において、ソグド学を中心とする国際シンポジウムを開催する予定である。 9月29日~10月2日、シンセン石刻芸術博物館において、新出石床の撮影及び調査を行った。なお、同館蔵の石床は、赤外線撮影により文字情報が明らかになる可能性があるため、併せてその事前調査も行った。 11月に同博物館理事長の呉強華氏が来日、MIHO美術館及び久保惣記念美術館において、2021年にソグド石刻の展示を行うための事前調査、検討を行った。 3月、北朝芸術博物館、麦積山石窟、大同市歴史博物館等において、北朝孝子伝図石刻群の調査、撮影を行った。殊に北朝芸術博物館の郭巨、董黯の描かれた石脚(北魏)は、従来の郭巨伝承の不明点を明らかにする、極めて重要な郭巨図が描かれている。これについては、平成30年6月に中国清華大学で行われる国際シンポジウムにおいて口頭発表の予定である。 幼学の会における武氏祠画象石に関する注釈作業は継続して行っている。現在原稿の三読を実施中であり、平成30年以降の出版を目指している。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)