2016 Fiscal Year Annual Research Report
EPA介護福祉士候補者に対する専門用語学習の支援環境の構築
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15H03215
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
中川 健司 横浜国立大学, 国際戦略推進機構, 教授 (20382830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 英三 長野大学, 社会福祉学部, 教授 (00549991)
橋本 洋輔 国際教養大学, 国際教養学部, 助教 (30568770)
宮本 秀樹 常磐大学, コミュニティ振興学部, 准教授 (40453401)
布尾 勝一郎 佐賀大学, 全学教育機構, 准教授 (90448019)
野村 愛 首都大学東京, 健康福祉学部, 特任助教 (90775090)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 介護福祉士国家試験 / 介護福祉士候補者 / 介護用語 / 学習支援ウェブサイト |
Outline of Annual Research Achievements |
1)介護用語の属性ラベルづけ:本課題で開発する学習支援ウェブサイト「かいごのご!」に掲載する2485語について、その属性を明確にし、同じ属性の語をまとめて覚え、理解度テストができるよう、専門用語にラベルを付けることとした。ラベル付けの作業は、福祉チーム7名と日本語チーム6名によって行われた。第一段階では、福祉と日本語の両チームが各々ラベル案を作成した。これを基に一つのラベル群を作成したところ、ラベルは53種類であった。第二段階では、福祉チームが専門用語(2,485語)に対し、ラベル群の中からその用語の属性に合うラベルを選択するという方法、ラベル付け作業を行った。第三段階では、福祉と日本語両チームで、第二段階で付けられた各専門用語のラベルの妥当性を検討し、ラベル群の修正・細分を行なった。ラベル付け作業の結果、最終的なラベル群の数は91となった。 2)介護用語の訳語見直し:「介護の漢字サポーター」上記の2485語には既に英語とインドネシア語の訳語が付与されていたが、介護分野に詳しい翻訳者の協力を得て、訳語の見直しを行った。 3)「かいごのご!」のシステム設計及び基幹部分開発:前年度に引き続き、ウェブ開発の専門業者と連携して本課題で開発する学習支援ウェブサイト「かいごのご!」のシステム設計及び基幹部分開発を行った。 4)EPA介護福祉士候補者とのネットワーキング:前年度に引き続き、EPA介護福祉士候補者の渡日後研修で、これまでに開発した学習ウェブサイトの説明会を開催し、これらの周知を行うとともに、今後開発する学習支援ウェブサイトに関する情報提供を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本課題で開発する学習支援ウェブサイト「かいごのご!」での介護用語の扱い方の鍵となる属性ラベルづけを完成させることができ、また、同ウェブサイトのシステム設計及び基幹部分開発の第二段階を終えることができたため。
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Strategy for Future Research Activity |
ここまで開発を行ってきた学習支援ウェブサイト「かいごのご!」の試用版を介護福祉士候補者に使用してもらい、そこからのフィードバックを得、内容の改善に活かす予定である。また、より多くの協力者を得られるよう介護施設関係者、介護福祉士候補者とのネットワーキングを行う。
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Research Products
(10 results)