2016 Fiscal Year Annual Research Report
日越語比較コーパスによる日本語コミュニケーション教育研究
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15H03220
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
柳澤 好昭 明海大学, 外国語学部, 教授 (80249911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 寛之 明海大学, 外国語学部, 講師 (30387302)
中川 仁 明海大学, 外国語学部, 教授 (80348185)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 日本語教育 / コーパス / 談話研究 / 対照研究 / 会話研究 |
Outline of Annual Research Achievements |
1)日本人のベトナム語学習者2名,在日ベトナム人の日本語学習者8名の会話録画データに基づき,マルチメディア型話し言葉データベースの枠組み(文字化規則,タグ情報,除去対象ノイズ,越日翻訳方法,録画方法,データ収集使用場面,及びコロケーション研究などの利用者のための公開データの制約除去作業方法)を確定し,マニュアル化した。 2)在日ベトナム人日本語学習者38名の会話録画データ(ベトナム語,日本語各10場面),フエ外国語大学ベトナム人日本語学習者28名の会話録画データ(ベトナム語,日本語各10場面)を収集した。なお,文字化作業終了後のチェック,ノイズ処理,越日翻訳において処理が30%残っている。 3)各会話録画データの話者に関する情報(年齢,性別,出身地,母語(方言を含む)外国語学習歴,在日歴,日本語力,英語力,言語学習ビリーフ,学習ストラテジー,日本人を含む友人関係,日本語による就労経験),場面に関する情報(経験,頻度,対人物,現実度,言語行動における負担度)の整理を行った。また,公開する会話データへの情報付加の方法を検討し確定した。 4)実際に会話録画データを搭載し(協力者を除き非公開),データベース・プログラムのチェックを行い,音声表示の問題点の確認,多言語使用上の問題点の確認を行い,問題がないことを確認した。また,ベトナム語での検索の問題がないことも確認した。さらに,ベトナム国内での検索抽出も問題がないことを確認した。 5)データ収集,データ整理,公開準備に関する次年度作業の確認を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
データ収集量において,インフォーマントの確保,録画データ収集場所の確保の問題により当初の計画から若干の遅れがあるが,データ収集の枠組みの完成,文字化,越日翻訳作業の枠組みの確定,及び日本語学校やフエ外国語大学側の協力体制の構築並びに双方のデータ収集ノウハウの蓄積により,データ収集から公開までの一連の作業が確定したことで,計画とおり進めることに問題はない。
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Strategy for Future Research Activity |
1)マルチメディアによる日越話し言葉データベースの公開作業(日越後データ,話者情報,場面情報を含む) 2)データベースに基づく日越語の研究の例示(対照研究の観点(分担者),会話研究の観点(代表者),学習・習得・指導の観点(分担者)から発表) 3)日本語コミュニケーション教育への示唆(研究会開催) 4)マルチメディアによる日越話し言葉データベースのDVD化
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Remarks |
サンプルデータを公開し,データベースの枠組みの確定や問題点の確認に利用するとともに,協力者及びその所属機関へのプレゼンテーション,日本語教育国際研究大会(インドネシア)等の場での日本語教育等の関係者,企業関係者への広報に活用している。
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