2017 Fiscal Year Annual Research Report
Early Modern Asia and the World History of Sugar: An International Research on Sugar Production, Trade and Consumption Culture
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15H03230
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
島田 竜登 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (80435106)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
八百 啓介 北九州市立大学, 文学部, 教授 (20212269)
太田 淳 慶應義塾大学, 経済学部(三田), 准教授 (50634375)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 砂糖 / 東インド会社 / プランテーション / 消費文化 / 近世アジア / 交流史 / グローバル・ヒストリー / 経済史 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、グローバル化が進展しつつも、本格的な工業化や植民地化が開始される直前期にあたる17・18世紀を中心とした近世期のアジア社会の多様性、アジア域内及び世界との連関性、さらにはそれらの変容を明らかにすることを目的とするものである。これまであまり利用されてこなかったオランダ東インド会社文書を縦横に用いるとともに、アジア現地語史料を併用し、マルチ・アーカイブの手法で近世アジア社会の解明にあたる。アジア社会一般を分析する事例として、とくにアジアでの砂糖の生産・国際流通・消費文化を分析し、これをベースにして砂糖以外の題材からも近世アジア社会へのアプローチを試みる。最終的に、主要事例である砂糖に関しては、アジアの砂糖をめぐる歴史を取り入れた新たな「砂糖の世界史」像を構築し、西洋中心ではない真のグローバル・ヒストリー叙述を提示する。また、本研究は国際共同研究の形で解明することも特色となっている。 第3年度目にあたる2017年度には、成果のとりまとめの作業を行った。これまで開催した国際会議や研究会での報告をもとに、論文集として出版するための執筆ならびに編集作業である。近世アジアの砂糖の生産・流通・消費に関する英文図書については、すでに英文校閲作業を終えており、最終的な調整・編集・校正作業を今後行い、2年以内に国際出版される予定である。また、 近世アジア社会に関する研究成果として、本研究代表者を編者とする論文集が2冊、山川出版社から2018年中に刊行されることとなっている。そのほか、本研究代表者や研究分担者による多数の論文が刊行されたり、国際会議等で口頭報告されたりしている。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(24 results)