2018 Fiscal Year Annual Research Report
The study on the Japanese people's consciousness of demcoracy and its change during rapid ecomomic growth era by the diaries written by the people.
Project/Area Number |
15H03243
|
Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
吉見 義明 中央大学, 企業研究所, 客員研究員 (40102884)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 祐介 明治学院大学, 教養教育センター, 助教 (40723135)
小薗 崇明 東京成徳大学, 人文学部, 助教 (60768240)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 日記研究 / 高度成長 / 民衆意識 / 民衆生活 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者(吉見)は、青森県庁県民生活文化課分室保管の「澤田一男日記」「肴倉弥八日記」「三浦茂雄日記」の戦後部分の日記を収集した。「女性の日記から学ぶ会」所蔵の「笠原徳日記」の高度成長期の部分を撮影し、その統合とデジタル化を行った。古書店で購入した様々な近代民衆の日記(198冊)を整理し、その目録を作成・印刷し、配布した。これらの日記は、高度成長期の民衆のデモクラシー意識の解明の役立つ貴重なものであり、引き続き分析を行いたい。高度成長期の「青木祥子日記(小学校教員)」の考察と報告を行った。また、10月20日にシンポジウム「日記から読み解く高度成長――ひとびとの意識と行動」を中央大学駿河台記念館で開催し、「総論」と「宮城親義日記」に関する報告を行った(参加者約70名)。このシンポジウムでは、高度成長期に関する9本の報告がなされ、活発な討論が行われた。 研究分担者(田中)は、「女性の日記から学ぶ会」所蔵日記の目録化作業を行なった。福田秀一日記コレクションの高度成長期以降分のデータベース化を行った(これは「近代日本の日記資料データベース」として2019年度内に公開予定)。「飯塚とみ日記」の考察を行った。また、上記シンポジウムの開催に協力し、「飯塚日記」に関する報告を行った。 研究分担者(小薗)は、青森県庁県民生活文化課分室の日記の収集に協力した。シンポジウムの開催に協力し、詳細な報告レジュメ集を編集し、総合司会をつとめた。
|
Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(10 results)