2015 Fiscal Year Annual Research Report
縄文土器で煮炊きしたものと土器の使い分けについての研究
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15H03262
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉田 邦夫 東京大学, 総合研究博物館, 特招研究員 (10272527)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
阿部 芳郎 明治大学, 文学部, 専任教授 (10221730)
宮田 佳樹 金沢大学, 先端科学・イノベーション推進機構, 博士研究員 (70413896)
西田 泰民 新潟県立歴史博物館, 学芸課, 学芸課長 (80172667)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 古食性復元 / 縄文土器 / 脂質分析 / 年代測定 / 土器付着炭化物 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者が難病を罹患し、入院・経過観察中のため、予定されていた海外における分析実験を延期する必要が生じた。このため、バイオマーカー分析、単一化合物安定同位体分析を行うことが出来なかった。国内で測定することが出来るバルク(全試料)安定同位体分析(炭素・窒素安定同位体比、炭素/窒素原子数比)を進めた。主として、新潟県の火炎土器関係資料、草創期資料について、分析を行った。 また、新潟県の縄文時代中期の遺跡、関東地方の縄文時代後期遺跡から、分析試料を選別した。これらについて、分析を進める予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者が、平成27年(2015年)7月はじめに、難病指定されている急性間質性肺炎を罹患した。幸い、ステロイド剤の大量投与で一命を取り止めたが、2ヶ月半の入院を余儀なくされた。退院後もステロイド剤の服用、通院治療が続き、服用量を減らしながら、急性増悪(再発)が起きないよう経過観察中である。 急性増悪への緊急対応が出来ないので、主治医から外国出張を禁じられたため、平成27年(2015年)9月に予定していた海外での分析実験が出来なくなり、当初の研究計画を遂行することが不可能になった。このため、1年間の繰越申請を行い、承認された。平成28年(2016年)夏には、渡航が可能になる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年(2016年)夏には、外国出張が可能になる。現地共同研究者とスケジュール調整を行い、土器付着炭化物および土器片に吸着した化合物について、分析を行う。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] Radiocarbon dating of one human and two dog burials from the Kamikuroiwa rock shelter site, Ehime Prefecture.2015
Author(s)
Gakuhari, T., Komiya, H., Sawada, J., Anezaki, T., Sato, T., Kobayashi K., Ito, S., Kobayashi, K., Matsuzaki, H., Yoshida, K. and Yoneda, M.
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Journal Title
Anthropological Science
Volume: 123
Pages: 87-94
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Presentation] Comprehensive study of reservoir effects deduced from radiocarbon dates on archaeological remains from the Youkaichijikata site, Ishikawa, Japan.2015
Author(s)
Miyata, Y., Minami, M., Nakamura, T., Shimohama, T., Nagao, S., Tada, Y., Sano, T. and Nakatsuka, T.
Organizer
22nd International Radiocarbon Conference
Place of Presentation
Dakar, Senegal
Year and Date
2015-09-16 – 2015-09-20
Int'l Joint Research