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2015 Fiscal Year Annual Research Report

A Study on the Reflexive Social Design through the Collection of "Regional" Images

Research Project

Project/Area Number 15H03281
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

原田 健一  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 教授 (70449255)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 守弘  京都精華大学, デザイン学部, 教授 (10388176)
水島 久光  東海大学, 文学部, 教授 (30366075)
石田 美紀  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (70425007)
榎本 千賀子  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 助教 (80710384)
北村 順生  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (20334641)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywordsデジタル映像アーカイブ / 地域情報 / 中間的コミュニケーション / MALUI連携
Outline of Annual Research Achievements

新潟地域映像アーカイブのデータベースの拡充を重点的に行い、南魚沼市と池田美術館(南魚沼市)との連携によって、文化庁の助成も受け、2015年9月4日~10月6日にかけて池田記念美術館で、映像の展覧会ならびに、講演、シンポジウム、さらには小学校での映像を使ったワークショップを行い、地域との連携による調査・研究・教育の連環したサイクルを構築し、地域に眠っている映像を文化資源化し、利活用する方途を開拓した。
また、全国レベルでは東京国立近代美術館フィルムセンター、昭和館、神戸映画資料館、福岡市総合図書館の調査を行い、所蔵されている映像の調査・閲覧を行った。調査を行った映像は、従来の劇映画やニュース映画、ドキュメンタリー、あるいはホームムービーとは異なるもので、映像はパーソナル(家族)でもマスでもない、中間的な領域(会社、学校、地域共同体など)の映像であり、今後、地域の文化資源となりうるものであることが判明した。
これらの調査の成果は、2016年2月28日(日)「デジタル映像アーカイブ研究の現在」文京シビックセンター、3月6日(日)公開研究会「こどもと郷土-『北白川こども風土記』を読む」HAPSスタジオ、3月27日(日)、公開研究会「映像アーカイブと地域連携」神戸映画資料館などで、連携した公開研究会で発表を行った。これらの公開研究会では、コミュニティ・ドキュメントとしての映像が大量にあることを示し、今までの研究にはなかった、新しい研究の枠組みを提示した。
また、図書館の専門誌である『ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)』の別冊として「地域映像アーカイブの未来」を刊行・配布し、全国的なデジタル映像アーカイブの状況を分かりやすくまとめ、今後のネットワークの裾野を広げるなども行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新潟大学地域映像アーカイブの映像データベースと、新潟県立図書館の戦前期の新聞データベースの統合型データベースが構築作業は着実に進んでおり、2016年6月にはシステムが完成する予定である。しかしながら、システム構築は思った以上に予算がかさみ、データベース作成のための、検索をできるようにするための文字情報化の作業の進捗状況にやや遅れが出ている。
しかしながら、調査研究の方は順調に進んでおり、各地域の関連機関とのネットワーク化は徐々にではあるが、進んでおり問題はない。来年度中には、調査・研究報告書として研究をまとめた編著書を刊行するよう準備したい。

Strategy for Future Research Activity

2016年6月には、新潟大学地域映像アーカイブの映像データベースと、新潟県立図書館の戦前期の新聞データベースの統合型データベースが構築され、9月より閲覧公開を予定している。これを契機に、地域研究教育関連機関のコンテンツを集合化し、利活用できるようにするために、県内外に呼びかけるシンポジウムを開催する。また、一方で、実際にこれらの新聞記事と映像とを検索できるためのやり方、ノウハウを蓄積し、それらを教えることができるような核となる人材を育成し、地域のボランティアチームと、大学生参加によるチームとを結成・構成する。また、県立生涯学習推進センターと協力し、小中学校の先生への授業、実際の小中学校での授業も行う予定である。また、全国各地の関連機関に蓄積された地域の情報コンテツの調査、研究成果は、第4回目となる神戸映画資料館での公開研究会などをはじめ、何カ所かで行う予定である。

  • Research Products

    (8 results)

All 2016 2015

All Journal Article (4 results) Presentation (2 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] 故郷の喪失と創造2016

    • Author(s)
      原田健一
    • Journal Title

      光の記憶-南うおぬま地域映像アーカイブ(報告書)

      Volume: 1 Pages: 10~16

  • [Journal Article] 湊町・新潟の原風景-芸妓から見た「にいがた」2016

    • Author(s)
      原田健一
    • Journal Title

      にいがた 地域映像アーカイブ

      Volume: 6 Pages: 8~12

  • [Journal Article] 地域映像アーカイブの教育活用に関する事例研究-南魚沼市実践の報告から-2016

    • Author(s)
      北村順生
    • Journal Title

      人文科学研究

      Volume: 138 Pages: 177~195

  • [Journal Article] キッチュとモダニティ-権田保之助と民衆娯楽としての浪花節2016

    • Author(s)
      佐藤守弘
    • Journal Title

      大正イマジュリィ

      Volume: 11 Pages: 印刷中

  • [Presentation] メディア史における「東方社コレクション」の意義と利活用の可能性2015

    • Author(s)
      原田健一
    • Organizer
      日本マス・コミュニケーション学会春季研究発表会
  • [Presentation] 映像アーカイブによる地域の中間的コミュニケーションの研究2015

    • Author(s)
      原田健一
    • Organizer
      日本社会学会大会
  • [Book] Sustainable Media2016

    • Author(s)
      Nicole Starosielski and Janet Walker (ed.)  石田美紀
    • Total Pages
      296
    • Publisher
      New York: Routledge
  • [Book] 情報倫理の挑戦-「生きる意味」へのアプローチ2015

    • Author(s)
      竹之内禎・河島茂生編  水島久光
    • Total Pages
      216
    • Publisher
      学文社

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Published: 2017-01-06   Modified: 2021-01-27  

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