2018 Fiscal Year Annual Research Report
New Developments in Sino-Russian Relations: Comprehensive Research on Strategic Partnership
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15H03319
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
Wolff David 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (60435948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 明 東京大学, 大学院総合文化研究科, 名誉教授 (10012460)
岩下 明裕 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 教授 (20243876)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | alliance / China / Russia / borders / economics / politics / diplomacy / history |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研メンバーは平成29年度にスラブ・ユーラシア研究センターで開催された「中露の協力と対立」というテーマの夏季シンポジウムで研究成果を報告したが、最終年となる平成30年には主にそれらの研究成果を国内外で広める活動に専念した。国内では東京、札幌、大阪、富山、また海外では米国のバークレー、ボストン、サンアントニオの国際会議で発表した。また分担者と連携研究者は出版を目指し、これまでに本科研の活動の中で執筆した主要な論文の修正や校正を行ったが、これらの論文はEurasian Border Reviewという英文学術誌の2019年冬の特別号に掲載されることが決定している。
科研の最終年度にはこれまでに得られた中露関係についての知見を生かして発展的な分析も試みた。それが、近年地球温暖化の中で資源の宝庫として注目されているロシア極東と極北地域を視野に入れた中露関係の分析である。その成果の一部はスラブ・ユーラシア研究センターで北極をテーマに開催された平成30年度の夏季シンポジウムのパネルで発表することが出来た。
近年「今までに無く中露関係が良好である」という声明がしばしば発表されているが、我々の分析ではこの隣接する両大国の国境ではあまり大規模な活動の兆候は見られない。ロシアの関心は西側の国境を向いており、中国の関心が南と東側の国境に向いている現在は、衝突の回避が中露関係において主要な課題となっているということだろう。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)