2016 Fiscal Year Annual Research Report
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15H03370
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
鎮目 雅人 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80432558)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
つる見 誠良 法政大学, 比較経済研究所, 研究員 (10061227)
西村 雄志 関西大学, 経済学部, 教授 (10412420)
高木 久史 安田女子大学, 文学部, 准教授 (50510252)
高屋 定美 関西大学, 商学部, 教授 (60236362)
加藤 慶一郎 流通科学大学, 商学部, 教授 (60267862)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 貨幣史 / 近代移行期 / 内部貨幣 / 外部貨幣 |
Outline of Annual Research Achievements |
前近代~近代初期の日本貨幣史の分析と近代移行期の貨幣システムの国際比較を軸とする歴史実証的アプローチを通じ、社会内部で貨幣が生起するメカニズムを検討するとの研究目的に基づき着実に研究を継続し、その成果を公開した。主なものは以下のとおり。 著書:高木久史『通貨の日本史』;安国良一『日本近世貨幣史の研究』 論文:鎮目雅人「銀貨の歴史:激動の時代をささえた貨幣」(『第27回東京国際コイン・コンベンション』);靍見誠良「リレーションシップ・バンキングからトランザクション・バンキングへ―理論と歴史サーベイ」(『地方金融史研究』)、「アジアにおける覇権通貨ーグローバル化とナショナリズム」(『現代の課題 グローバル化とナショナリズム』);高屋定美「欧州中央銀行の非標準的金融緩和策が欧州経済に与える影響」『世界経済評論』、「英国離脱の背景と欧州統合へのインパクト」(Eco-Forum);木山実・加藤慶一郎・西村成弘・西村雄志・北波道子『近代アジアと関西経済』(関西大学経済・政治研究所) 招待講演:黒田明伸(68回法制史学会総会、東京大学;AL XVI-LEA SIMPOZION DE NUMISMATICA, モルダビア国立歴史博物館、キシナウ、モルダビア) 学会等報告:高屋定美(日本金融学会、武蔵大学)、諸田博昭(the International Conference on Coping with Transnational Crisis、香港中文大学)、西村雄志(第1回世界経営史会議/第20回欧州経営史学会, ノルウェー・ベルゲン大学)、Akinobu Kuroda(Workshop The Variety of Exchange and the Character of Money,フランス・パリ高等師範学院)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に沿って各自の個人研究が進捗し、成果の公開も順調に行われているほか、次年度以降のプロジェクトの進め方について、2016年9月、2017年3月の研究集会での討議を経てコンセンサスが得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き各人が個人の研究を進め、成果を着実に公開に結び付けていく。 2018年度に米国ボストンで実施されるWorld Economic History Congressでのセッションの開催ならびにメンバーによる報告、その他日本語および英語による成果の公開・外部発信に向けて準備を進める。 本研究の基盤としての貨幣に関するデータベースの整備にも留意する。
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Research Products
(18 results)