2016 Fiscal Year Annual Research Report
日本の女性会計研究者の現状と課題に関する理論的・実証的研究ー歴史を踏まえてー
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15H03399
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
北村 敬子 中央大学, その他部局等, 名誉教授 (70055242)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
挽 文子 一橋大学, 大学院商学研究科, 教授 (00251728)
田中 優希 法政大学, 経済学部, 准教授 (00636178)
阪 智香 関西学院大学, 商学部, 教授 (10309403)
木村 麻子 関西大学, 商学部, 教授 (30389233)
堀江 優子 明星大学, 経済学部, 准教授 (30613187)
宮本 京子 関西大学, 商学部, 教授 (50407334)
石川 恵子 日本大学, 経済学部, 教授 (70343647)
西村 三保子 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (80587288)
井原 理代 高松大学, 経営学部, 教授 (90036038)
津村 怜花 高松大学, 経営学部, 准教授 (90582940)
小津 稚加子 九州大学, 経済学研究院, 准教授 (30214167)
佐々木 郁子 東北学院大学, 経営学部, 教授 (90306051)
高田 知実 神戸大学, 経営学研究科, 准教授 (00452483) [Withdrawn]
山内 暁 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (10386542)
澤登 千恵 大阪産業大学, 経営学部, 教授 (30352090)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 理論的研究 / 実証的研究 / 歴史研究 / 文献研究 / インタビュー調査 / 女性会計研究者 / 海外における女性会計研究者 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、本研究の2年目である。わが国の女性会計研究者の現状について、国内における他学会との比較からその特徴を洗い出すために、日本経済学会との比較を行った。また、海外の女性会計研究者の現状と比較するため、欧州・米国・アジアの女性会計学者へのインタビュー調査を行った。 本研究では、アンケート調査を2回実施した。第1回目は、日本会計研究学会に所属する女性会計研究者を対象に、第2回目のアンケート調査は、日本会計研究学会に所属する全会員を対象に行った。これらのアンケート調査に基づいて理論的・実証的分析を行った。実証的研究では、クロス分析を行い、女性会計研究者の会計研究と研究面以外について網羅的・体系的に分析をした。また、女性会計研究者の研究などの特徴を男性会計研究者のそれと比較分析することにより、女性会計研究者独自の特徴を明らかにすることを試みた。 理論的研究は、実証的研究によるアンケート調査の研究面に関する回答をもとに、女性会計研究者の研究方法の傾向ならびに研究領域の方向性、研究内容の特徴を分析し、女性会計研究者の理論的研究の課題を明らかにした。 歴史研究は、これまでのわが国の女性会計研究者の中から、4人を抽出して、インタビュー調査や文献調査により、女性会計研究者としての苦労や家庭での様子、さらには研究面での特徴を浮き彫りにしたものである。昨年度は、故能勢信子先生と故眞野ユリ子先生のお二人を取り上げ、今年度は、故山浦瑛子先生と中川美佐子先生のお二人を取り上げた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究は、申請時の研究計画に基づいて、おおむね順調に進んでいる。今年度の研究実績を踏まえたうえで、論文執筆、日本会計研究学会全国大会スタディ・グループでの最終報告を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、これまでの研究の集大成の年度である。これまでにやり残したことをまとめ上げることをすすめるとともに、研究成果を本として出版し、個人情報保護法に触れない限りにおいて、研究成果のデータベース化を実施する予定である。より具体的に表せば、まず第1に,これまでの研究成果のうち実証的研究成果について、海外の学会で発表すること、さらに第2点として、2018年1月には、女性研究者について、「ワークもライフもアクティブに」をテーマとして、ワークショップを開催する予定である。
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Research Products
(5 results)