2016 Fiscal Year Annual Research Report
Molecule selection and optimization of highly active antisense DNA and determination of absolute configuration of phosphorus atoms
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15H03839
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
和田 猛 東京理科大学, 薬学部生命創薬科学科, 教授 (90240548)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 核酸医薬 / アンチセンス核酸 / ホスホロチオエートDNA / 立体制御 / 不斉合成 / リン原子修飾核酸 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、立体異性体の混合物として存在するホスホロチオエートアンチセンスDNA分子群の中で、生体内で医薬として最も有効に働く分子を選択し、そのリン原子の絶対立体配置を決定する手法を確立し、得られた立体化学情報に基づき、個々のインターヌクレオチド結合に最適なリン原子の絶対立体配置を有する高活性なホスホロチオエートアンチセンスDNAを独自の核酸分子合成手法を用いて創製することである。平成28年度は、前年度に2量体を合成することによって確立した条件を立体制御されたホスホロチオエート結合を含むアンチセンスDNA(13量体)の自動固相合成に適用した。種々、合成条件を検討した結果、高収率で目的物を得る条件を確立した。これと並行して、安定同位体標識を含む種々のモノマーの合成検討を行ない、立体化学的に純粋なモノマーを合成することに成功した。一方、予備的な実験として、同位体標識を含まないアンチセンスDNAの精密質量分析を行い、分析条件の検討を行なった。解析の結果、オリゴマーの同定を行なうのに十分な精度でフラグメントの解析を行うことができた。また、RNase HとアンチセンスDNAの親和性評価(プルダウンアッセイ実験)のために用いる、RNA切断活性のないRNase H変異体の作成に成功した。今後は、安定同位体を含むアンチセンスDNAの立体選択的な自動固相合成を行ない、種々の分子選択および構造決定の実験を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、同位体標識モノマーの合成を達成した。また、自動合成機を用いるオリゴマーの立体選択的合成条件を確立することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
安定同位体標識を含むモノマーおよびオリゴマーは極めて高価で貴重なため、まず同位体標識を含まない化合物で条件検討を十分に行い、条件を確立した上で同位体標識化合物を用いた反応を行う予定である。
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Research Products
(11 results)