2017 Fiscal Year Annual Research Report
Nation-wide Exposure Test on Evaluation of Environmental Inpact for Concrete Structures
Project/Area Number |
15H04026
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浜田 秀則 九州大学, 工学研究院, 教授 (70344314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一宮 一夫 大分工業高等専門学校, 都市・環境工学科, 教授 (00176306)
佐川 康貴 九州大学, 工学研究院, 准教授 (10325508)
山路 徹 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, 領域長 (10371767)
羽渕 貴士 東亜建設工業株式会社技術研究開発センター, -, 研究員(移行) (10446924) [Withdrawn]
松田 浩 長崎大学, 工学研究科, 教授 (20157324)
伊代田 岳史 芝浦工業大学, 工学部, 教授 (20549349)
山本 大介 九州大学, 工学研究院, 技術専門職員 (40398095)
小山 智幸 九州大学, 人間環境学研究院, 准教授 (50215430)
山口 明伸 鹿児島大学, 理工学域工学系, 教授 (50305158)
尾上 幸造 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (50435111)
審良 善和 鹿児島大学, 理工学域工学系, 准教授 (60639376)
山田 義智 琉球大学, 工学部, 教授 (80220416)
鶴田 浩章 関西大学, 環境都市工学部, 教授 (90253484)
網野 貴彦 東亜建設工業株式会社技術研究開発センター, 新材料・リニューアル技術グループ, 研究員(移行) (70446938)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 環境インパクト / 塩害環境 / 暴露試験 / 海洋・港湾環境 / マルコフ連鎖モデル / 水路構造物 / 凍結防止剤 / 海水練り混ぜ |
Outline of Annual Research Achievements |
まず、日本国内の港湾環境をその評価対象として、全国各地から18箇所の港湾を選定し試験体の暴露試験を実施し、その環境インパクトの評価を行った。水平的な広がりとして、北海道の寒冷地に位置する環境から、沖縄県石垣港のような亜熱帯に位置する環境までを網羅した暴露試験を実施した。さらに、鉛直方向の環境の相違を確認するために、飛来塩分の環境、波浪を受ける飛沫環境、干満作用の影響を受ける干満帯(感潮帯)、および海水の影響を常時受ける海中部に試験体を暴露し環境インパクトの評価を試みた。さらに、九州地区および沖縄地区より10数か所の暴露場所を選定し、さらには関西地区、関東地区も含めた暴露試験を開始した実施した。このシリーズにおいては、海洋環境のような塩害環境のみではなく、温泉地区のような硫酸塩環境も対象に含めた。暴露開始後、65年を経過した段階で暴露場所から試験体を引き上げ、評価試験を行った。その結果をもとに、環境インパクトの評価の考え方について、考察を行った。 一連の研究成果を取りまとめることにより、コンクリート構造物の環境インパクト評価に関して以下の考え方を提案するに至った。塩化物イオンのコンクリート内への侵入に起因する塩害に関して、1.海洋・港湾構造物(飛沫帯に建設される構造物を含む)、1-1 特殊構造物として、桟橋上部コンクリート工は独立して考えることとし、その際にはマルコフ連鎖モデルの適用が最も適している。1-2 特殊構造物として、エネルギープラントの水路施設がある。2.海岸(沿岸)構造物(飛来塩分の影響を受ける構造物)、3.凍結防止剤の影響を受ける構造物、4.海水で練り混ぜた構造物、である。 上記の分類ごとにインパクト評価を行うのが適切である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)