2018 Fiscal Year Annual Research Report
Research on real-time tsunami forecast with high accuracy and high precision using hierarchical Bayesian model
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15H04052
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Research Institution | National Institute of Maritime, Port and Aviation Technology |
Principal Investigator |
高川 智博 国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所, 港湾空港技術研究所, 津波高潮研究グループ長 (30451785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 俊孝 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (90359191)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 津波 / 固体地球物理学 / 自然現象観測・予測 / 自然災害 / シミュレーション工学 |
Outline of Annual Research Achievements |
津波順解析モデルの高度化により、長時間にわたって高精度に津波波形を推定できる計算コードを開発してきたが、一方で必要な推定精度を確保するには太平洋全域を3km程度解像度で計算する必要があることが判明した。従来の計算コードでは、この解像度の計算を実行するのに再現時間の9.1倍の計算時間を必要とし、予測に用いることはできなかった。そこで本年度は計算コードの並列化を実施した。OpenMPとMPIによるハイブリッド並列化により、計算効率を大幅に向上させることに成功し、5ノード80コアの並列計算機を用いた実験では、再現時間の0.4倍の時間で計算を実行することができた。計算コードはより高並列の計算機にも対応しており、さらなる計算時間の短縮も可能である。これにより、開発した高精度津波順解析モデルを実際の遠地津波の長時間波形予測に活用するための技術的な課題を克服することができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)