2018 Fiscal Year Annual Research Report
Improvement of an animal cell-displaying technology by using a splicing factor
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15H04196
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
金山 直樹 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 准教授 (70304334)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
徳光 浩 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (20237077)
曲 正樹 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 助教 (50359882)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 抗体 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、抗体遺伝子への自発的変異能力を有するニワトリB細胞株DT40を用いたin vitro抗体作製技術を効率化するための基盤技術を開発する。本年度は、非典型抗体のDT40細胞での発現と変異導入を試みた。 抗体医薬として上市されているモノクローナル抗体2例を単鎖抗体化して、Fc融合タンパクとしてDT40細胞に発現させることを試みた。ヒトIgG1 Fcを発現する細胞はこれまでに樹立している。一つのモノクローナル抗体は重鎖可変部(VH)と軽鎖可変部(VL)をVH-VL、VL-VHどちらの順でDT40細胞に導入しても発現したのに対して、一方の抗体では、VH-VLでのみ検討したところ発現しなかった。詳細のその原因を検討すると、発現しない方ではスプライシングに異常が見られた。単鎖抗体をコードする人工DNAの設計段階でのコドンの選択により、ゲノム上の導入された後、転写後プロセシングに必要なExon Splicing enhancerの分布が変わったことが原因とみられる。DT40細胞に外来抗体遺伝子可変部を導入する際は、可変部のみに変異を限定するために定常部との間にイントロンが挿入された野生型遺伝子配列を保持していることから、導入遺伝子上のスプライシング関連シスエレメントについても分析する必要性が明らかになった。また、発現可能であった方の単鎖化抗体については変異導入も可能であることから、本研究計画で構築してきた変異導入頻度の増強技術を用いてライブラリー構築を効率化し、親和性成熟も可能であると考えられる。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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