2017 Fiscal Year Annual Research Report
Organic synthesis using reactive salt intermediate
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15H04632
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤岡 弘道 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (10173410)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有澤 光弘 大阪大学, 薬学研究科, 准教授 (40312962)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ピリジニウム型塩化学種 / フッ素ライブラリー / 2-CF3ピリジン / ホスホニウム塩化学種 / in situ protection法 / エノン / α,β‐不飽和イミド |
Outline of Annual Research Achievements |
A)ピリジニウム型塩化学種を利用する有機合成化学として、フッ素ライブラリーの構築を行った。即ち、インドール1位窒素原子をMOM基で保護した誘導体をTMSOTf-bipyridilで処理して得られるビピリジニウム塩をCuSCF3と反応させると、窒素原子がトリフルオロメチルチオメチル基で保護された化合物が得られることを見出していたが、今回様々な誘導体を合成し、それらのIDO/TDO阻害活性、MAO-A, MAO-B阻害活性を評価し、興味深い知見を得た。またMOM-エーテルをTMSOTf-bipyridilで処理して得られるビピリジニウム塩をTBAFやTASFと反応させるとフルオロメチルエーテル体が高収率で得られる事を見出し、様々な誘導体合成を行った。またピリジン類をTMSOTf-dimethoxymethaneで処理して得られるピリジニウム塩をTMSCF3-CsFで処理すると、今度はピリジン類の2位にCF3基が高収率で導入されたジヒドロピリジン体が得られることを見出した。そこでこの物を単離することなく、DDQで酸化することにより、ピリジン類から2-CF3ピリジン類をone-potで得る手法を確立した。またペンタフロロエチル基が導入された2-C2F5-ピリジンの合成にも成功した。
B)ホスホニウム塩化学種を利用する有機合成化学として、新たなin situ protection法の開発を目指して研究を行い、エノンとα,β‐不飽和イミドとTMSOTf-PPh3の反応でも、エノン選択的にPPh3が1,4-付加したホスホニウム塩を生成することを見出し、α,β‐不飽和イミドを変換した後、エノンを再生する手法を確立した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(43 results)