2015 Fiscal Year Annual Research Report
MRIを用いた細胞膜水透過性の可視化とその生体応用研究
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15H04910
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Research Institution | National Institute of Radiological Sciences |
Principal Investigator |
小畠 隆行 国立研究開発法人放射線医学総合研究所, 放射線医学総合研究所 分子イメージング診断治療研究部, 次長(定常) (00285107)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | MRI / 細胞膜水透過性 / 放射線 / 水拡散 |
Outline of Annual Research Achievements |
・AQP4高発現細胞と未発現細胞を用いたIn vitro実験において、測定パラメータを調整することにより、In vivoに応用可能な撮像プロトコールを考案した。具体的には、In vivo実験では水異方性大きくなることから拡散測定用傾斜磁場の方向を増やす一方、時間的制約を克服するため、不必要なb値での測定を削減した。 ・ワイルドタイプのマウスを用いた基礎的な測定は問題なく完了した。正常群での解析結果は先行文献と一致するものであった。 ・測定法検証のためのIn vivo測定法として高濃度Gd造影剤の利用を予定していたが、まずは血液関門のある脳をターゲットをすることになったため、別方法での検証を模索することになった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
In vivo用の測定プロトコールも完成し、ワイルドタイプでの基礎実験が問題なく終わったので、良いスタートが切れたと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
In vivoでの測定をモデルマウスなど修飾を加えた群に応用していくとともに、臨床用MRIに適した測定法の開発も進める。また、動物実験の結果や情報収集で得られた先行研究の内容を検討しヒト研究でターゲットとする疾患の選定を行う。
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Research Products
(4 results)