2017 Fiscal Year Annual Research Report
Inflammasome mediated neuroinflammation as a novel target of chronic pain
Project/Area Number |
15H04969
|
Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
天谷 文昌 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60347466)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡林 志帆子 京都府立医科大学, 医学部附属病院, 研究員 (00744898)
佐和 貞治 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (10206013)
大橋 憲太郎 岐阜大学, 工学部, 准教授 (50332953)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
Keywords | インフラマソーム |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年、2016年の研究により、インフラマソームを構成するタンパクであるNLRP2やカスパーゼ1が知覚神経の細胞体があつまる後根神経節において発現しており、足底炎症により投射領域の神経節におけるNLRP2の発現が増加する事が示された。 2017年にはNLRP2 siRNAを投与して炎症時の痛覚過敏が抑制できるかを検討した。マウス足底にセラミドまたはComplete Freund's Adjuvantを投与して炎症を惹起させ、痛覚過敏を作成した。NLRP2 si RNAまたはスクランブルドsiRNAを髄腔内投与し、痛覚過敏に対する効果を検証した。また、後根神経節を採取し炎症性サイトカインの発現を確認した。 NLRP2 siRNAは後根神経節におけるIL-1 betaの発現を低下させ、痛覚過敏を抑制した。このことから、NLRP2の働きで後根神経節におけるサイトカインが増加し、炎症性痛覚過敏が発現するメカニズムが明らかとなった。
|
Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(6 results)