2017 Fiscal Year Annual Research Report
Effects of treatment of functional dyspepsia according to gene polymorphism on bruxism
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15H05051
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
宮脇 正一 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 教授 (80295807)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大牟禮 治人 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (00404484)
國則 貴玄 鹿児島大学, 医歯学域歯学系, 助教 (00626666)
井戸 章雄 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (30291545)
永山 邦宏 鹿児島大学, 医歯学総合研究科, 客員研究員 (60583458)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ブラキシズム / 胃食道逆流症 / 機能性ディスペプシア / ストレス / 食道内酸刺激 |
Outline of Annual Research Achievements |
・胃腸症状が長期的にあるが、消化器内科医による内視鏡検査にて器質的変化がなく、機能性ディスペプシア(FD)と診断された患者の睡眠時ブラキシズム(SB)の罹患について:公募により集まった胃腸症状が長期的にある者9名に対し、問診(RomeⅢ)、内視鏡検査および尿素呼気試験によるピロリ菌の有無の調査を行い、FDと診断された者を対象とした。FD患者に対し、SBの有無を調べるため、睡眠ポリグラフ検査を行ったところ、SBの研究用診断基準を満たす咬筋筋活動が認められ、FDとSBの関連性が示唆された。 ・ブラキシズムの有力な危険因子とされる胃食道逆流と危険因子の一つとされる精神的ストレスが覚醒時の咬筋活動に与える影響について:健康な成人男性12名に対し、覚醒時に精神的ストレス負荷(計算作業)と酸刺激(食道内に0.1N HClを1ml/minで注入)、および両者の同時介入(共刺激)を行い、咬筋活動への影響を検討した結果、以下の知見が明らかとなった。 ①精神的ストレス群と酸刺激群は、対照群と比較して、咬筋活動が有意に増加した。 ②対照群に対する多重比較では、共刺激群の咬筋活動は有意に増加した。 以上の結果から、精神的ストレス負荷と食道内酸刺激のどちらも咬筋活動を増加させ、精神的ストレスと食道内酸刺激による共刺激は最も咬筋活動を増加させることが明らかとなり、共刺激は覚醒時ブラキシズムを惹起させる要因である可能性が示唆された。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)