2018 Fiscal Year Annual Research Report
Patient Safety Peformance based on the Resilience Engineering of Nurses
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15H05063
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
布施 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (20261711)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新野 美紀 山形大学, 医学部, 助教 (70336452)
田中 聡美 山形大学, 医学部, 助教 (70584316)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 医療安全行動 / レジリエンスエンジニアリング / 看護師 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究はレジリエンスエンジニアリング思考を持つ看護師の医療安全行動モデルを検討した。分析対象は全国の一般病院の看護部長から推薦いただいた臨床経験3年以上の看護師1100名(有効回答数)である。対象施設の特徴は設置主体が医療法人43.57%,都道府県・市町村立24.27%の順であった。病院の種類は一般病院が51.30%,地域医療支援病院17.20%の順であった。対象の属性は,年齢39.54±10.12歳,臨床経験年数16.41±9.62年,自施設経験年数10.95±8.31年であった。看護師のレジリエンスエンジニアリング思考をもつ医療安全行動の概念モデルは,関連する文献から要素47項目を精選し質問項目を作成した。質問項目47項目について,主因法プロマックス回転で探索的因子分析を行った。因子負荷量.05以上項目は20項目で4因子が抽出された。因子名は9項目からなる「F1治療に関連する予見行動」,5項目からなる「F2課題解決行動」,3項目からなる「F3経験的学習行為」,3項目からなる「F4患者情報把握行動」とした。各因子のα係数は.71~.91を示した。KMO標本妥当性は.93であった。概念モデル構築のため探索的因子分析からさらに確認的因子分析を行った。その結果,GFI=.954,AGFI=.935,CFI=.964,RMSEA=.048で統計的な許容水準を満たした。よって,本研究で開発した「看護師のレジリエンスエンジニアリング思考をもつ医療安全行動」の概念モデルは信頼性と妥当性が確保されたと判断した。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(9 results)