2018 Fiscal Year Annual Research Report
How to peer review and publish qualitative papers
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15H05071
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
萱間 真美 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (60233988)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木下 康仁 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 特任教授 (30257159)
小松 浩子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 教授 (60158300)
グレッグ 美鈴 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (60326105)
麻原 きよみ 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 教授 (80240795)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 看護研究 / 質的研究方法 / 論文投稿 / 論文査読 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、質的研究方法を用いた看護学の学術論文掲載の量と質の向上のために、英文・和文の質的研究論文を適切に査読できる査読者の養成のための、論文査読ガイドラインと査読者教育プログラム開発を目的とした。 質的研究方法を用いた看護学の研究論文は増加しており、結果の共有や統合のために、誌上発表の促進が望まれる。しかし、質的研究論文を査読できる査読者は少なく、査読のポイントや査読コメントの書き方、著者とのコミュニケーションも複雑で長期に渡ることが多い。しかし、わが国には質的研究の査読に関する教育や詳細なガイドラインが存在しない。査読者は、論文を投稿する研究者でもあり、査読者養成は誌上発表される質的研究論文の質の向上に重要な役割を果たすと考えられた。 本年度は最終年度であったため、作成した査読ガイドラインを公表し、今後の課題を明確にするためのセミナーを開催した。セミナーには、社会福祉分野の学会誌でキーワードによる査読者のマッチングシステムを開発したIan Shaw博士と、看護教育の雑誌を創刊し、質的研究方法の独自性と研究目的との適合に注目して査読者教育を実施してきたChris Tanner博士を招聘した。セミナーでは、編集委員長、編集委員の役割にも注目して議論し、常に最新の知識をアップデートしつつ、継続性をもって査読者教育プログラムを発展させることの必要性が議論された。こうしたシステムはわが国には存在せず、看護学領域で査読者や編集委員として活動している人たちが集まったセミナーでは、どのようにしてこうしたシステムを作っていけばよいかについて活発な議論が交わされた。このセミナーの内容は看護研究誌52(2),2019年4月発行に掲載された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)