2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a program to prevent and manage targeted therapy-induced dermatological adverse events in oncology patients
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15H05081
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
矢ヶ崎 香 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 准教授 (80459247)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小松 浩子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 教授 (60158300)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 分子標的治療 / 皮膚障害 / 進行がん患者 / セルフケア / Quality of life |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、分子標的治療を受ける患者が安全、最適に治療を継続するためのがん患者イニシアチブ皮膚障害予防・管理プログラムの開発、実用化を試みることが目的である。 平成30年度は主として次の課題について実施した。 1)顔の皮膚障害の患者の日常生活の体験について:質的研究 予備調査を基に、分子標的治療に伴う顔の皮膚障害に焦点をあて、進行再発がん患者20名を対象に質的研究を行った。分析の結果、自宅で顔の皮膚障害のケアや管理を継続する患者は、医療者からの積極的な情報提供や専門的な助言(professional input and advice)、セルフマネジメントへのコミットメント(empathetic commitment to individual management)、医療者間の協働による統合ケア(integrated care across Specialties)を医療者に期待していることが明らかになった。この成果は、Journal of patient-reported outcomeに採択された。 2)がん患者イニシアチブ皮膚障害予防・管理プログラムの開発、実用化の検討 がん看護専門看護師とがん関連の認定看護師、腫瘍内科医などを含む医療者のヒアリングの結果と1)の質的研究(Yagasaki, et al. 2019)および量的研究(Yagasaki, et al, 2018)の結果を統合したがん患者イニシアチブ皮膚障害予防・管理プログラムは、多様に変化する皮膚症状を見通す専門的な情報、症状管理の知識、技術とセルフモニタリングの力、および予期される精神的、社会的影響の理解と対応策の備えによって構成された。多様な問題の解決策を医療者が患者と協働して探す態度が、自宅で孤軍奮闘している患者の意欲を高め、皮膚障害悪化予防・管理の自主的なセルフケアを促すことが示唆された。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)