2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of [3 Works Model of Home Care] for Reducing Risks at the Time of Disaster
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15H05099
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
大野 かおり 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (20300361)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 美智子 兵庫県立大学, 減災復興政策研究科, 准教授 (40360383)
西上 あゆみ 藍野大学, 医療保健学部, 教授 (30285324)
造田 亮子 青森中央学院大学, 看護学部, 助手 (20552566)
高橋 芙沙子 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (40780482)
西内 陽子 兵庫県立大学, 看護学部, 助教 (00803743)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 在宅看護 / 災害看護 / リスク / 3ワー |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度までに,文献検索とWEB調査で78項目のリスク(フォルトツリー解析でのトップ事象)候補を導き出し,さらにインタビュー調査によってリスク(トップ事象)として精錬しリスク発生要因を抽出した。抽出されたリスク発生要因より,フォルトツリー図(案)を完成させ,その妥当性を検討した。頂上事象として『命がなくなる』,その下に『心停止』『肺停止』を置き,それぞれについて基本事象を導き出した。 平成30年度は,中間事象を概観しながら,基本事象の状況を改善するための支援について検討した。支援は療養者・家族の力の向上に関するもの,コミュニティの力に関するもの,サービス提供者の専門的な力量に関するものに分類され,それら全体にわたるものとして生活環境改善に向けた取り組みがあった。 これらについて在宅ケア3ワークの視点でどのような活動があるか研究者間で検討した。導き出された項目は東日本大震災でのケア提供者をはじめ,在宅サービス提供者からのコメントをもとに精錬した。結果,「療養者・家族」「コミュニティ」「サービス提供者」それぞれの個人力量の向上が基盤となりフットワーク力として表現された。フットワークを発動させるためには状況の認識と意思決定が必要となり,実際に発動させるためには知識と技術が用いられると考えられた。それぞれのフットワーク力は,「療養者・家族」「コミュニティ」「サービス提供者」を連結させることでより効果的に活用でき,連結させるためにネットワーク力とチームワーク力が必要であった。ネットワーク力,チームワーク力の醸成には平常時からの備えを基盤として,相互の活動を認識し活用しあえる関係性を築く必要があり,「療養者・家族」「コミュニティ」「サービス提供者」と補完性が大きくなるほど必要とされると考えられた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)