2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development of An Evaluation Index on People-Centered Pertnership Care in the Upcoming Super-aging Society
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15H05108
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
高橋 恵子 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (90299991)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
有森 直子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90218975)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | パートナーシップ / 評価尺度の開発 / People-Centered Care / 市民 / 看護職 / 高齢化社会 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、前年度に明らかにした市民と保健医療従事者(看護職を含む)のパートナーシップに基づくケア(People-Centered Care:PCC)の構成要素を基に、37項目のPCC評価指標を作成した。また、PCC概念における日本語版ガイドを作成し、広くPCC概念を普及した。
【PCC評価指標の作成】2016年度に聖路加国際大学で活動したPCC事業の責任者を対象に、PCCのパートナシップにおける構成要素にあてはまる具体的な各事業での経験に関する情報を収集し、その結果、11事業の責任者から各事業の経験内容が提示され、271項目の内容が抽出された。その項目内容から、PCCに精通する研究者10名全員の合意を得て、構成要素の意味内容を表す項目内容を精錬し評価指標案を作成した。その結果、PCCパートナーシップの8つの構成要素で成り立つ、37項目(互いを理解する5項目、互いを信頼する4項目、互いを尊敬する4項目、互いの持ち味を活かす4項目、互いに役割を担う4項目、共に課題を乗り越える5項目、意思決定を共有する7項目、共に学ぶ4項目)の5段階評価「強くそう思う~全くそう思わない」のPCCパートナーシップ評価指標が作成された。
【PCC概念の国内外への普及】前年度の「英語版PCCガイド」に加えて、「日本語版PCCガイド」を作成し、聖路加国際大学のホームページからの発信、およびスコットランドで7月に開催されたWHOCCグローバルネットワーク会議、国内においては医療機関、大学機関、医療系学会の場を通してPCCガイドを配布し、PCC概念の国内外への普及を継続した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通り、PCCパートナーシップ評価指標の項目選定、および評価指標が作成できたため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の予定は、PCCを提供する事業で活動する市民と保健医療従事者(看護職を含む)を対象に、作成したPCCパートナーシップ評価指標の信頼性と妥当性を検証をする。
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Research Products
(3 results)