2017 Fiscal Year Annual Research Report
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15H05176
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
四本 健二 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (00329848)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
乾 美紀 (寺尾美紀) 兵庫県立大学, 環境人間学部, 准教授 (10379224)
桑原 尚子 早稲田大学, 法学学術院, その他(招聘研究員) (10611361)
岩瀬 真央美 兵庫県立大学, 経済学部, 准教授 (20360331)
服部 美奈 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (30298442)
浅野 宜之 関西大学, 政経学部, 教授 (50321097)
西澤 希久男 関西大学, 政経学部, 教授 (50390290)
中村 真咲 名古屋経済大学, 経営学部, 教授 (50402392)
島田 弦 名古屋大学, 国際開発研究科, 教授 (80410851)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 法学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、各分担者によって熱心な研究活動が取り組まれた。とりわけ分担者が連携して公表した成果として島田弦・西澤希久男・桑原尚子「東南アジア法史研究回顧」法制史研究 第66号、2017年、133-178ページを挙げることができる。 島田は、「インドネシア裁判官任用の変遷インドネシアにおける官僚的司法のルーツに関する研究ノート」『名古屋大学法政論集』272号327-349ページ、「インドネシアにおける法令の種類、序列および整合性に関する法的枠組み(一)」ICD News70号、95-103ページ、「インドネシアにおける法令の種類、序列および整合性に関する法的枠組み(二・完)」『ICD News』71号、69−78ページ、を精力的に発表し、2018年2月および3月に、インドネシア国立ガジャマダ大学(ジョグジャカルタ市)およびエルランガ大学(スラバヤ市)で教育カリキュラム・キャリアについて聞き取り調査をしたほか、検察官および公証人のキャリアおよび法学教育に関する調査を行った。 服部は、 第一に、インドネシアの法学教育および法曹養成・研修制度に関する文献調査を行った。第二に、インドネシア中部ジャワ州の国立大学法学部における法学教育および法曹人材養成について関係機関を訪問し、インタビューを実施した。調査は、2018年2月20日~3月31日にかけて、訪問先:中部ジャワ州国立ディポネゴロ大学法学部(中部ジャワ州スマラン市)において法学部学生3人および法学部教員5名に対するインタビューを実施し、法学部のカリキュラムの特徴(学術教育、専門教育、職業教育)学位・取得できる資格、卒業後の進路、外部講師・実践家の招聘、海外の高等教育機関との協力関係等について聞き取りを行った。 このほかの分担者もこれまでの調査結果の整理及び最終報告に向けた準備を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
現在までのところ、各分担者の研究活動は概ね順調に推移していると思量する。現地調査においてもそれぞれがこれまでに蓄積した人脈や知見、経験を生かしてインタビュー調査を実施しており、最終報告書の作成に向けて豊富な情報が収集できていると考えられる。 現時点では、ラオスの法学教育研究分担者のうち法学研究者が都合により参加できなくなったほかは予期しない事態は発生していない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度は、本研究の最終年度であるので、第1に、最終研究報告書を完成すべく、各分担者において論文の執筆を完了する。第2に、研究成果を公表すべくワークショップを開催するが、開催地についてはタマサート大学(タイ・バンコク)、王立経済法科大学(カンボジア・プノンペン)などいくつかの候補地があり、今後の検討課題とする。
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Research Products
(4 results)