2017 Fiscal Year Annual Research Report
An international survey for relationship between stomatognathic function and morphology in ASEAN inhabitants
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15H05299
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
小野 卓史 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (30221857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 雄之 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 医員 (00516297)
島崎 一夫 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, その他 (10420259)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 顎顔面形態 / 顎口腔機能 / 国際比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度は、被験者の対象国であったベトナムにおける共同研究施設の倫理審査委員会より実験計画の承認を得て、本学の倫理審査申請を行い、被験者収集に取り組み始めたところである。研究の進捗状況としては、タイ人学生を被験者として追加し検査を行った。顎顔面形態では、タイ人男性(平均値)では、facial angle: 88.4, SNA:81.44, SNB:78.84, ANB: 2.62, FMA:23.70, U1 to FH 115.02, FMIA 59.52, gonial angle: 118.16, ramus inclination: 12.32であった。一方、タイ人女性(平均値)ではfacial angle: 88.89, SNA:83.89, SNB:83.30, ANB: 0.86, FMA:24.74, U1 to FH 117.29, FMIA 61.14, gonial angle: 119.99, ramus inclination: 10.44であった。これらの結果は日本人平均と比較し、1)上顎に比して下顎が前方に位置する、2)下顎下縁平面角が小さくbrachyfacial typeである、3)上顎前歯が唇側傾斜している、4)下顎前歯が舌側傾斜する傾向がある、5) 下顎枝が反時計回りに回転している、などの所見が得られた。表面筋電図のデータについては咀嚼筋の発火パターンが日本人と異なっている傾向が認められているが、現在解析中である。 平成29年度の研究を通じて、主たる母集団と設定していた本学留学生の中で矯正治療経験者が多く、被験者を本学在学中のタイ人に限ると予定するサンプル数を確保することが困難であったこと、留学生は女性が多く男女の比率を整えることが困難であったこと、などの課題も明らかとなった。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)