2017 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of global standard molecular epidemiological method for identification of the children at risk for severe dental caries
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15H05300
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
仲野 和彦 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (00379083)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲 周平 岡山大学, 大学病院, 講師 (10589774)
仲野 道代 (松本道代) 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (30359848)
高島 由紀子 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (30589768)
大川 玲奈 大阪大学, 歯学部附属病院, 講師 (80437384)
野村 良太 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (90437385)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 分子疫学的手法 / ミュータンス菌 / 乳酸桿菌 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、昨年度に決定した研究計画に基づき、5月と1月の2回にわたって、タイ・バンコクの幼稚園・保育園施設における活動を行った。実際には、幼稚園・保育園施設との連絡調整役である研究協力者(タイ・マヒドン大学口腔細菌学所属のタイ人歯科医師)とともに、歯科検診とデンタルプラーク検体の採取を実施した。5月と1月の作業時にはそれぞれ2名を現地に派遣し、当該小児の歯科検診と採取された検体からのミュータンス菌および乳酸桿菌の分離を行った。その後、分離されたミュータンス菌からは細菌DNAを抽出して各種ハウスキーピング遺伝子の配列を決定することで、MLST 法における ST の特定を行った。これらの結果は、PubMLSTデータベースに全て登録した。また、乳酸桿菌に関しては、既存のキットを用いて分離された菌種の特定を行った。さらに、L. fermentum に関しては MLST 法による分析を行った。今年度は45名のタイ人の3歳児および4歳児の臨床データと分離株におけるデータが得られ、研究期間全体で得られた184名分のデータを総合的に解析した。ミュータンス菌に関しては、既存の日本人のデータを加えた上で、MLST法による分類結果とう蝕の重篤度との関連性について詳細に検討した。また、乳酸桿菌に関しては、病原性の高いと思われる菌種間における病原性の差異の検討を行った。これらの結果をまとめた論文の作成が終了し、関連分野の雑誌に投稿するところである。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)