2017 Fiscal Year Annual Research Report
Long-term benefits of cognitive and exercise training on cognitive functions and mental health in older adults
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15H05366
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
野内 類 東北大学, 加齢医学研究所, 准教授 (50569580)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 認知介入 / 運動介入 / 長期効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
申請者の研究により、認知・運動トレーニングをすることで高齢者の認知機能で向上することが明らかになった。しかしながら、①認知・運動トレーニングによる認知機能の向上の神経・遺伝基盤、②認知・運動トレーニングによる認知機能の向上に個人差、③認知・運動トレーニングによる精神的健康の改善など不明な点が多い。そこで、本研究は、認知・運動トレーニングによる認知機能と精神的健康度の向上の長期持続効果の神経・遺伝基盤とその個人差を調べることを目的とする。本申請研究では、個人差として、a)心理的な側面から性格・認知力、b)脳科学の側面から脳形態・脳血流、c)遺伝学の側面として遺伝子多型、d)生理学の視点からストレスバイオマーカー、e)医学的な側面から生活習慣・疾患暦、f)社会学的な側面からソーシャルキャピタル(人間関係など)、g)体育学的な側面から筋力・運動能力、h)栄養学的な側面から栄養素・摂取食品を測定した。最終的に、1)各種個人差と認知・運動トレーニングよる認知機能・精神的健康の向上の関係、2)各種個人差と認知・運動トレーニングよる認知機能・精神的健康の向上の持続の関係を共分散構造分析などの多変量解析を用いて調べた。 健康な高齢者を対象に認知介入・運動介入を3か月間実施し、フォローアップ検査を行った。その結果、認知介入・認知介入群ともに、介入後3か月後でも認知機能の向上効果があった。一方で、運動介入群は、さらに6か月後にも認知機能の向上効果が持続していることがわかった。また、介入前の認知機能の高さ・精神的健康度の高さ・介入課題実施中の脳活動の高さが介入後の認知機能の向上量を予測できることが分かった。
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Research Progress Status |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)