2017 Fiscal Year Annual Research Report
Revealing the synaptic memory system by a new light sensitive signaling molecules
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15H05373
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Research Institution | National Institute for Physiological Sciences |
Principal Investigator |
村越 秀治 生理学研究所, 脳機能計測・支援センター, 准教授 (90608142)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 光応答性分子 / 2光子顕微鏡 / Phototropin |
Outline of Annual Research Achievements |
光操作可能なシグナル分子やシグナル阻害分子を開発し、個体マウスに応用することが本研究の目的である。平成29年度は、植物のタンパク質であるPhototropin1のLOV2ドメインを利用して、遺伝子コード型光応答性キナーゼの開発を進めた。昨年度までに、神経細胞に発現するキナーゼについて、様々なリンカーでLOV2を融合し、さらにN末端とC末端にGFPとmCherryをそれぞれ融合したFRETセンサーを作製し、その光応答性を2光子蛍光寿命顕微鏡下で調べた。この方法により、光照射依存的に構造変化を起こす新規光応答性分子の開発に成功していた。今年度はこの分子のリン酸化能を調べるため、リン酸化抗体を用いたウェスタンブロッティングを行った。具体的には、HeLa細胞または初代神経細胞に光応答性分子をコードする遺伝子を導入し、光照射の有無によってそれぞれサンプルを作製してリン酸化を検出した。その結果、光照射依存的に自己リン酸化を起こしていることを確認することができた。さらに、現在、光応答性分子をコードするアデノ随伴ウイルスを作製し、マウス大脳皮質において、光応答性分子の発現に成功している。今後は、2光子顕微鏡下で2光子励起によりシナプス長期増強が惹起できるかどうかを調べる予定である。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
村越研究室/生理学研究所/MurakoshiLab http://www.nips.ac.jp/multiphoton
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Research Products
(6 results)