2018 Fiscal Year Annual Research Report
Study on the protoplanetary disk structure based on high-resolution mid-infrared observations
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15H05439
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Research Institution | Okayama University of Science |
Principal Investigator |
本田 充彦 岡山理科大学, 生物地球学部, 准教授 (40449369)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 光赤外線天文学 / 原始惑星系円盤 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018~2019年度にかけてSubaru/COMICSを利用した原始惑星系円盤の中間赤外線観測研究の総括および将来に向けた研究会を開催した。また、TMT用中間赤外線観測装置であるMICHIに関係して、国際協力の進展を進めた。さらに、次世代地上中間赤外線観測の実現に向けた冷却チョッパの実現に向けて、チョッパシステムの常温駆動試験および制御系の検討を行った。 具体的には、Subaru/COMICSを用いた中間赤外線円盤観測が貢献してきた点を整理し、今後の新しい研究の方向性として高波長分解能や偏光などの新しいパラメータスペースの追求が必要であることを確認した。また、より長いタイムスケールとしてTMT等の30m望遠鏡での早期の中間赤外線観測装置MICHIの実現必要であることも再確認した。 将来中間赤外線装置 MICHI に関して、テキサス大学のChris Packham教授も招いて議論し、系外惑星分野の地球型惑星検出の可能性について議論した。 また、冷却チョッパ開発に関しては、常温駆動試験により高速駆動には問題があることが2017年度に判明した。そこで、金沢大学の軸屋研究室の協力により、より詳細な常温駆動試験をすすめ、制御方式やパラメータの最適化、2次試作の検討を進めた。その結果、1次試作品でも駆動性能は目標を下回るが、chopperとしての基本的な駆動は可能であることを確認できた。その後、1次試作機を低温環境下で試験するために東京大学への移設を行い、現在、低温駆動試験を始めるところであるが、世界的なコロナウィルス感染と相まって試験計画が遅延しているところである。一方で、2次試作に向けた試作機の整備も進めており、一部の部品や機械加工を進めた。今後はこの2次試作機を用いた試験も、岡山理科大学や金沢大学において並行して進める予定である。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)