2018 Fiscal Year Annual Research Report
Neuronal communications between circadian clock neurons
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15H05600
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
吉井 大志 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (50611357)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 概日時計 / 体内時計 / キイロショウジョウバエ / 時間生物学 |
Outline of Annual Research Achievements |
多くの動物で、活動や睡眠・覚醒など概日行動リズムを制御する中枢機構は、脳に存在することが知られている。しかし、比較的単純なモデル動物であるキイロショウジョウバエでさえ、脳内の神経回路がどのようにして時間情報を統括しているのかは明らかになっていない。そこで本研究では、概日時計に関与する神経細胞の神経伝達物質の突然変異体もしくは遺伝子発現抑制系統を用いて、時計細胞間の神経連絡を遮断することで、概日時計の神経ネットワークがどのように形成されているのかを明らかにすることを目指した。 本年度で計画していた、概日時計関連タンパク質に対する抗体の作成は終了し、脳内でそれぞれのタンパク質を可視化することができることを確認できた。それらの抗体を用いて、海外の研究協力者と共に、データを収集中であり、近いうちに成果発表を行うことができるだろう。また、注目しているCCHa1神経ペプチドやその受容体の過剰発現系統の作製も終了しており、行動レベルでのデータを取得することができている。前年度に行った神経ペプチドの多重変異体の行動実験のデータも過剰発現系統と組み合わせることで、さらに発展することが期待できたため、予定はしていなかったが実験を行って有用なデータを取得することができた。生物発光を用いた時計遺伝子のリアルタイムイメージングは、本年度も非常に苦労しており、期待するデータはまだ得ることができていないが、関連タンパク質の抗体を作成できたことから、時計タンパク質の発現を可視化することには成功することができた。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)