2016 Fiscal Year Annual Research Report
胃癌領域における個人データに基づいたメタアナリシス
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15H05661
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大庭 幸治 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 准教授 (30422926)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 臨床疫学 / メタアナリシス / 生物統計学 / 臨床試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、GASTRIC(Global Advanced/Adjuvant Stomach Tumor Research through International Collaboration)研究2nd Roundで対象となる試験を実施した研究グループならびに企業に対して、個票データ提供の依頼を開始した。毎月の電話会議で進捗を確認するとともに、平成29年1月にサンフランシスコで実施されたASCO GI(American Society of Clinical Oncology Gastrointestinal)Symposium にて、Investigator Meetingを実施し、対象となる試験のデータ収集体制の確認、ならびに研究仮説に対する具体的な解析方針の確認、また、同じく大腸癌領域で統合解析を実施しているARCAD(Aide et Recherche en Cancerologie Digestive)グループとのコラボレーションを検討し、研究の実施可能性を高めるべく、メンバーの拡充を行った。 並行して、これまでの胃癌領域での国際的なコラボレーションを踏まえて、個票データのメタアナリシスを実施する上での注意点、方法論に関して、共同研究者のフランスのXavier Paoletti氏と書籍(Frontiers of Biostatistical Methods and Applications in Clinical Oncology)の1部としてまとめた。癌領域に関わる統計学的な最新トピックとまとめて発刊され、今後のData sharingを踏まえると意義のある参考文献となりうると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究協力期間における個人データ提供のためのデータ加工作業などに予想以上の時間が必要となったが、おおむね順調にデータの提供が行われるようになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
各組織に働きかけを行い、GASTRIC 2nd Roundで適格となった試験の個票データの収集を継続する。29年度に改めてInvestigator Meetingを行い、30年度前半にデータの収集を終了する。
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Research Products
(5 results)