2017 Fiscal Year Annual Research Report
胃癌領域における個人データに基づいたメタアナリシス
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15H05661
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
大庭 幸治 東京大学, 大学院情報学環・学際情報学府, 准教授 (30422926)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 臨床疫学 / メタアナリシス / 生物統計学 / 臨床試験 |
Outline of Annual Research Achievements |
GASTRIC(Global Advanced/Adjuvant Stomach Tumor Research through International Collaboration)研究2nd Roundで対象となる試験を実施した研究グループならびに企業に対して、個票データ提供の依頼を行い、19試験(6562名分)の個票データを収集した。次年度の解析に向けて、各試験データのデータクリーニングならびに問い合わせを並行して行い、統合データベースとして管理を実施している。引き続き、最終の締め切りまでデータ収集を行う。 また、フランスにて共同研究者のフランスのXavier Paoletti氏、Stefan Michels氏と会議を行い、統合データベースの標準化や方法論についての議論を行った。本研究の目的や成果を広く知らせることを目的として、研究用のホームページ(https://gastricproject.org/)を開設した。 他の共同研究者であるMarc Buyse氏と代替エンドポイント評価に対する統計学的方法論をまとめ、書籍(Oncology Clinical Trials: Successful Design, Conduct and Analysis)の1部として、Statistical evaluation of surrogate endpoints in cancer clinical trialsという内容の原稿を発表した。代替エンドポイントに関わる統計学的を網羅的に整理できており、今後行われる代替エンドポイント評価に極めて有用な資料となると思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究協力期間における個人データ提供のためのデータ加工作業などに予想以上の時間が必要となったが、おおむね順調にデータの提供が行われるようになったため。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度には対象となるデータの収集を完了し、解析に移行できる体制を整える。そのための会議も行い、継続して共同研究者とGASTRIC研究を推進する。
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Research Products
(4 results)