Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場 秀夫 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (20240905)
吉野 一郎 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (40281547)
米満 吉和 九州大学, 薬学研究院, 教授 (40315065)
諸富 洋介 九州大学, 医学研究院, 助教 (60645365)
調 憲 九州大学, 医学研究院, 准教授 (70264025)
相島 慎一 佐賀大学, 医学部, 教授 (70346774)
武冨 紹信 北海道大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (70363364)
沖 英次 九州大学, 医学研究院, 准教授 (70380392)
掛地 吉弘 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80284488)
佐伯 浩司 九州大学, 大学病院, 講師 (80325448)
岡本 龍郎 九州大学, 医学研究院, 准教授 (80568626)
内山 秀昭 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70380425)
吉住 朋晴 九州大学, 大学病院, 講師 (80363373)
池上 徹 九州大学, 大学病院, 助教 (80432938)
庄司 文裕 九州大学, 大学病院, 助教 (90444851)
原田 結 九州大学, 薬学研究科(研究院), 助教 (00608507)
池田 哲夫 九州大学, 大学病院, 准教授 (60585701)
松本 拓也 九州大学, 大学病院, 助教 (20374168)
赤星 朋比古 九州大学, 医学研究院, 准教授 (20336019)
安田 光広 九州大学, 九大病院, 講師 (90269043)
播本 憲史 九州大学, 医学研究院, 助教 (00419582)
北尾 洋之 九州大学, 医学研究院, 准教授 (30368617)
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Strategy for Future Research Activity |
1)下流シグナル伝達についての解析:シグナル伝達経路と発現遺伝子変化、形態学的変化について解析を行う。 2)ジェネティック、エピジェネティックな変化についての解析:Sphere形成後のジェネティック、エピジェネティックな変化についてはこれまで全く検討されていない。既にsphereについてのハイスループット検出系の構築は終了している。次世代シークエンスによって遺伝子変異やメチレーションの変化についても解析を行う。 3)遺伝子発現の変化についての解析:これまでsphere形成によって変化するmRNA, miRNA発現プロファイルをマイクロアレイにて既に解析している。mRNAについては最大で10倍程度変動する遺伝子を5つ同定する事ができた。また、miRNAについてはほとんどのmiRNAが2倍以内の変化に収まっているが、その中で約8倍程度の発現変化が認められるような興味深いmiRNAを3つ同定する事ができた。これらの中にSphere形成促進やがん幹細胞性に関与するものが存在する可能性がある。 4)上記mRNA, miRNAの機能解析:既に同定している5種のmRNA(クローニングを行う), 3種類のmiRNAを各種ヒトのがん細胞株にトランスフェクションを行い、コントロールと比較し、がん幹細胞の形質を獲得しているかどうかを検討する。 検討項目としては下記の5つの実験系を想定している。 5)上記mRNA、miRNA恒常的発現細胞株の造腫瘍能についての検討:同定した5種類のmRNA 、3種類のmiRNAのなかで最もがん幹細胞性をもつものを対象として、in vivoでの検討を行う。細胞株に上記発現プラスミドを導入し、薬剤選択によって恒常的発現細胞株を作成する。これらの細胞株を1, 10, 100, 1000, 10000個ずつ背部に移植し、造腫瘍能について検討を行う。遺伝子導入株が幹細胞性を獲得していれば、少ない腫瘍の投与で背部腫瘍を形成することが可能であると考えられる。
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