2016 Fiscal Year Annual Research Report
Development and evaluation of dance learning using motion capture
Project/Area Number |
15H06020
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
薄井 洋子 東北大学, 教育情報学研究部, 博士研究員 (50756046)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2017-03-31
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Keywords | 教科教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
新指導要領改正にともない、保健体育科のダンス領域において現代的なリズムのダンスが新たに加わり、さらに中学ではダンスが必修化となるなど大きな変更が加えられた。ダンス分野の指導においては、多くの教員がその指導に不安を抱えながら指導にあたっており、教師の指導力向上とともに、ダンスの学習法の開発が急務である。そこで本研究では、モーションキャプチャシステムを活用し、ダンスの目標に沿ったダンス学習モデルの開発を目指した。 平成28年度は、開発した学習用CG教材を予備実験として実際に高校生のフラ部の生徒に活用してもらい、練習にそのCG教材を活用した場合の有用性について評価してもらった。また、その評価をもとに改良を重ね、より効果的なダンス教材の作製を行った。評価は、CGを活用した指導や練習の様子・行動・発話等を記録することをもとにして行った。生徒にはタブレット端末等を用いて自分の動きをCG教材で見て、ふり返ることで自分の動きを反省し目標達成につなげる方法の提案を行った。 CG教材は、動きが特徴化されたものを練習に活用することで、生徒が自分自身の動きに客観性がもて、自分の悪い点に気がつくことができた。また、結果として学生たちの目標のフラの形に近づいた。モーションキャプチャによるCG教材はフラの練習にも役立つことが示唆された。また、CG教材を活用すると自分の感覚と実際の動きとに差があることに気がつくことができることが明らかとなった。つまり自分を客観的に見ることのできるモーションキャプチャ活用の効果により、体育のダンスの目標である、「自主的に取り組むこと」「自己の課題に応じ取り組みをする」「互いに学びあうこと」を促す可能性があることが示唆された。 その結果を踏まえ、日本教育工学会等の全国大会やシンポジウムで発表を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)