2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15H06043
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
二木 正晴 東北大学, 大学病院, 医員 (90756777)
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Project Period (FY) |
2015-08-28 – 2016-03-31
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Keywords | ADAMTSL6β / ECMネットワーク / フィブリリン -1 / 歯根膜細胞 / Layer by Layer technique / 三次元的培養 / オキシタラン線維 / 弾性機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスより歯根膜細胞を採取し、この歯根膜細胞にADAMTSL6βを作用させフィブリリン-1 の再生誘導を試みた。フィブリリン-1 の再生誘導は次の2通りの方法で行なった。一 方 は 発現ベクターにより ADAMTSL6β を 過 剰 発 現させることによりフィブリリン-1 再生 を促す方法で発現誘導を行い、もう一方は組み換えタンパク ADAMTSL6βを細胞培養培地に加える方法で発現誘導を行なった。これら2つの方法によるフィブリリン-1の形成しオキシタラン線維を有する細胞株を作製した。フィブリリン-1やオキシタラン線維の形成はRT―PCR法、HE染色、免疫染色などで確認した。 次に、ファイブロネクチンやゼラチン、インテグリンなど細胞表面に存在し、細胞同士の接着 に関与する分子を利用し細胞を三次元的に積み重ねる細胞積層法を応用する「Layer by Layer technique」を用いることにより、フィブリリン-1を形成した細胞を三次元的に積み重ねることを試みた。「Layer by Layer technique」は既に市販されている試薬を使用し歯根膜細胞の三次元構造構築を行なった。このようにして作製した細胞塊の立体的な機能評価に関して、次の2つの方法で解析した。1つ目は、立体的に培養された歯根膜細胞に関してオキシタラン線維を再構築しているかを組織学的に解析を行なった。2つ目は 機能的なオキシタラン線維を再構築しているかを、位相差顕微鏡を用いた live imaging による細胞の引っ 張り試験で解析を行なった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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